ファイヤーの歴史

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ガラルファイヤーの登場を記念しファイヤーの歴史について知っている限りのことを綴ってみました。

本編以外の展開については把握している部分のみ折り畳み部分に。
アニメは登場する回は全部見ているものの外伝作品はポケダン以外ほぼ触ってないです。

第一世代

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記念すべき最初の世代において伝説の鳥ポケモンの一角として登場。チャンピオンロードに出現します。
レベル51でにらみつけるを習得した事、全盛であった吹雪が抜群な事、当時の研究進度から最弱ポケモンのレッテルを貼られ、以後にらみつけるさんと揶揄されることに。
今なお続くファイヤーさん最弱のイメージ、にらみつけるしか能がないゴミというレッテルはここからきていますが、
実質的なステータスは当時最強であり高速移動→炎の渦→大文字のコンボも可能であったため、実際には侮れない強さを持ちます。
大文字の一貫性が高いのもそうですが特に炎の渦の応用性が非常に高く、ほぼ対面ゲーである初代において実質的な対面操作が可能な他、高速移動を併せ持つことによって通常はメタに関わらない毒々を軸とした固有のパーティを成立させることができるなど常識外れの戦いが可能。

むしろ単純なスペックであれば初代のファイヤーが歴代ファイヤーの中でも最強という線すらあり、そのままの性能で現代に持ってこれるなら恐らく環境を制覇できる事でしょう。
構成はレベル55・炎の渦・大文字・毒々・高速移動のエース型でほぼ確定。
その気になれば影分身もできなくはないですが耐性は筆者ですら擁護できないレベルの劣悪さなのでお勧めはしません。
破壊光線もよほどの計算がない限りは毒々と入れ替えてまで持つ物ではないでしょう。

初代における55ファイヤーのステータスについて初代では特殊攻撃力と特殊防御力は「特殊」という一つの値を用いる形であり、さらに全てのステータスに限界までに努力値を振る事ができたためファイヤーは実質的に合計620相当の種族値を持ち、
そのステータスはレベル50で196-151-141-176(-176)-141、レベル55で215-166-155-193(-193)-155となります。

特に55ファイヤーは補正無しHDクレセリアくらいの特殊耐久を持ち、50スターミーの波乗り・50サンダースの十万ボルトあたりの特殊攻撃までは2発耐えて毒々炎の渦なり大文字なりで返り討ちにできます。
初代における炎の渦と対面操作について初代のバインド状態は交代抑止と定数ダメージの代わりに初撃及び持続ターン中被弾側の行動をスキップするという効果を持ちます。これによって先制で攻撃を当て続ける限り*1一方的に攻撃が可能な他、2ターン目以降相手は技選択自体が不可能になるためその間に交代する事で後続を無償降臨させる事が可能です。
初代における高速移動について詳細は省きますが初代のGB・VC環境には補正無視というバグがあり、高速移動を使用する事で麻痺による素早さの補正を無視することができます。初代はその特殊な環境(と再計算バグの存在)から電磁波の使用率が高く、高速移動→炎の渦のコンボの過程においてそれを踏み倒せる事はファイヤーの長所の一つです。
初代における大文字の一貫性について凍結の回復手段が事実上存在しない初代においては3割凍結の吹雪が最強の技であり、凍らない氷タイプは最強の存在として数多く採用されました。
が、それは同時に多くの相手に対して大文字が等倍以上で通る事も意味します。初代のガチ環境において炎を軽減するポケモンは事実上スターミーとサイドンくらいしかいないと思ってよく、サイドンは炎の渦からルージュラ後投げ等で対処可能であり、50スターミーは基本的に捻じ伏せられる相手なので実質的には55スターミーにさえ気を付けていれば攻撃面で困る事はほぼありません。
初代におけるタイプ相性について初代では炎タイプに氷タイプへの耐性はありません。それ故飛行複合のファイヤーは吹雪を抜群で受けてしまうため、扱いには細心の注意を要します。
ルギア爆誕においてジラルダンがファイヤーを襲撃した際氷攻撃を選択したのも恐らくはそういう事情。*2もしあれが金銀以降の映画ならファイヤーはジラルダンを返り討ちにし映画は終わっていたで事でしょう。
アニメでのファイヤー無印74話にポケモンリーグの聖火としてファイヤーの炎が登場。聖火(とピカチュウ)を奪わんとするR団を自らの意思で撃退、聖火台に収まる。
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タイトルBGMと共に炎がファイヤーの姿となって飛んでいくシーンはめっちゃかっこいい。
映画でのファイヤー映画「ルギア爆誕」においては火の神と呼ばれるアーシア島の特別なファイヤーが登場。展開の都合から*3ジラルダンに真っ先に捕獲されるものの、解放後はサトシのパーティが総がかりでやっと破壊した檻を一撃で破壊する等圧倒的なパワーを見せつけ最後まで暴れ続けました。

火の神、雷の神、氷の神に触れるべからず。
されば天地怒り、世界は破滅へと向かう。
海の神、破滅を救わんと現れん。
されど世界の破滅防ぐ事ならず。
優れたる操り人現われ、神々の怒り鎮めん限り……
「にらみつける」について「にらみつける」を習得するに至った経緯については多くの説があり
・火炎放射(53)とにらみつける(43)で技コードを間違えた(コード間違え説)
・光の壁・リフレクターに対応する補助技だった(ミスではない説)
・本来その技コードには炎技が割り振られていたが後で変更された(「ひをはく」説)
など色々言われていますが、個人的には最後(「ひをはく」説)である可能性が高いと考えます。赤緑は開発終盤における技データの上書きを示唆する番地の並びがいくつかあるし、のちに発掘されたベータ版とされるデータの中にはMegafireなる技も存在しました。*4
またにらみつける自体もデータ上の登場当初から途中までは性能が違っており、素早さと防御を同時に下げる比較的高性能な技だった事も見逃せません。
ただ一方で最初の技コード間違え説も捨てがたい所ではあります。コードは16進数で管理しているのだから43(にらみつける)と53(火炎放射)の取り違えは考え難いという事で失墜気味ですが、そのコードを入力する前の段階では開発側も普通に10進数で値を扱っていたようなのでその変換前の段階でメモ書きなりが間違っていればありそうな話ではあるので。
なぜチャンピオンロードに出現するのか初代においてファイヤーはチャンピオンロードのはずれに佇んでおり専用ダンジョンを持ちません。

フリーザーは複数層のギミックダンジョンである双子島を、サンダーはやたらと広くトラップも存在する無人発電所を与えられているにもかかわらず、です。
FRLGでは専用ダンジョンを*5与えられていることを見るに製作側も少なくとも「シナリオの道中に普通に立っている」という状況は本意ではなかったようなのですが、なぜああなってしまったのかというとどうも容量の不足から「一度はファイヤーの専用ダンジョンを作ったものの容量が足りず削除した(かチャンピオンロードに転用した)」らしいです。
実際、ベータ版とされるデータの中には未整地であるもののファイヤーのダンジョンとされる「洞窟」があります。
なお転用したと書いたのは、*6チャンピオンロードは規模としては双子島や無人発電所と大体同じであり、ともしび山は当時の表現力では容量があろうと恐らく作る事が出来ず、さらにベータ版のダンジョンが洞窟なので「元はファイヤーの専用ダンジョンだったものをチャンピオンロードの方が獲得した」という論も通るかなと考えての事。

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第二世代

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特殊分離によって特防が85として設定され種族値的には弱体化しましたが、炎タイプに氷耐性がついた事で弱点を一つ減らし、さらに新勢力である鋼タイプも炎に半減ということでタイプ面である程度の安定感を得ました。
技方面では炎の渦の仕様変更により渦文字ができなくなってしまった一方目覚めるパワーと日本晴れ、火炎放射を獲得、特殊アタッカーとして躍進。
電気玉ピカチュウを除けばファイヤーの晴れ文字は当時最強の特殊攻撃であり、その火力からファイヤーは絶対王者であるカビゴンに正面から対抗できる希少な特殊ポケモンでした。

典型的な構成はレベル55・日本晴れ・大文字・目覚めるパワー草・眠る@奇跡の実*7と言ったところですが苦手とするポケモンも多く、カビゴンにも有利とまでは至らない関係だったのでレベル55・日本晴れ・大文字・みがわり・高速移動@光の粉*8といった徹底的に威張る雷サンダーをメタった型や逆に障害の多いエース運用は行わずレベル50・眠る・寝言・日本晴れ・大文字@木炭レベル50・大文字・毒々・吹き飛ばし・眠る@薄荷の実*9等サポートを主軸とした構成も考えられます。

色違いについてカラーパレットの都合であり他の多くの色違いポケモンでもそうなのですが、ファイヤーの色違いは金銀と第三世代以降後では配色が異なっています。
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色の変化は体よりもむしろ炎に関して顕著であり歴代ファイヤーで唯一暗色系の炎を纏っているのが特徴。捨てるに惜しいカラーリングだったのですがガラルファイヤーの登場で幾分か拾われた感があります。
スマブラでのファイヤースマブラDX以降モンスターボールから出現するようになりました。特にプレイヤーを攻撃してくるわけでもなくただ空を飛んで去って行くのですが、翼にやたら強い攻撃判定があるのでダメージが蓄積した状態で触れると死にます。ちなみに無印のヤマブキシティ背景にも時折登場。
ベータ版金銀について 流出したベータ版金銀のデータという物はいくつかありますが、信憑性の高いものにおける注目すべき要素は聖なる炎がレベル技として設定されていた事でしょう。ベータ版における聖なる炎の追加効果は怯み五割ですが、怯み五割にせよ火傷五割にせよそのまま実装されていればファイヤーは環境の中核となれたであろうから惜しいところ。
またにらみつけるが三鳥全てのレベル技として登録されてもおり、開発側もにらみつける問題を認識し是正しようとしていたようです。
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近年では没ドットも確認されており、素晴らしい出来栄え。(色違いは筆者による編集)

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第三世代

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ハード移行が行われRSには出演できなかったもののFRLGより復活。にらみつけるはレベル技から消え、代わりに火炎放射や熱風を自力習得可能に。
特性はプレッシャーを与えられた他、ナナシマにともしび山という専用ダンジョンを獲得。
カビゴンが厚い脂肪を獲得してしまったため単純な力押しで全抜きを目指すというようなことは難しくなりましたが新勢力のメタグロスに対して強く、努力値振りの仕様変更によって相対的なパワーは増しました。*10
とはいえ通常のファイヤーは大分止まりやすく縛られやすかったので扱いは結構難しかったようです。
ポケモンXDではダークファイヤーが登場。

リライブすると鬼火・朝の陽射し(と神通力)が獲得でき、鬼火晴れ陽射しファイヤーは環境を破壊しうる力を持つ。とオフ勢から聞いた。
プレッシャーを利用した鬼火まもみがは第四世代・第五世代においてすら最強の型の一つであり、システム的には第四世代とほぼ変わらずレパートリーで狭い第三世代でも相当行けそうな気がしますが、5V前提となる個体調達があまりにも現実的でなく*11実用化はされていなかったようです。
またダブルバトルが初登場し当時希少な熱風使いでもあったはずですが、二体攻撃時のダブルダメージの仕様などもあり存在感を放っていたという話はあまり聞きません。
筆者は第三世代対戦はやったことがないので情報求む。

アニメでのファイヤーポケモン放送局の18話に登場。
ともしび山のマグマで体力を回復させに来た所を待ち伏せしていたロケット団によって捕獲されかける。
……ものの、同様にファイヤーを追い求めるオリジナルトレーナー「シルバー」がそれを妨害。
結局紆余曲折の末ファイヤーは火口に墜落するのですが、それによって復活しシルバーの挑戦を受ける。
ボーマンダの破壊光線を火炎放射で相殺、手数の差からダメージを与え、チート影分身からの竜の息吹も巨大な火球と化して全周攻撃を行うトンデモ技で退けるなど善戦しましたが、火山の噴火によってシルバーの身が危うくなったためそれを救い、それを汲んだシルバーによって勝負は中断されました。
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ああ……美しく光り輝いてたぜ。
その姿を見た瞬間俺はファイヤーに魅了された。
その日から俺の目標はファイヤーになった。

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そうだ……その炎の輝きこそ、本当のファイヤーだ!
勝負だ、ファイヤー!
新居ともしび山f:id:No146_Moltres:20200723170005p:plain:h165:w250f:id:No146_Moltres:20200723170017p:plain:h165:w250
FRLGにおいてファイヤーはついに念願の専用ダンジョンを獲得しました。ナナシマは1のしまに存在するともしびやまがそれです。
当時は珍しい山頂という地形以外特にこれといった特徴があるわけでもないですが、硫黄の匂いはムンムンしておりフレーバーは満点でな他、1のしまはジムバッジを集めきる以前でもグレン島から訪れる事ができるのでストーリー中でも他の三鳥同様の活躍が可能となりました。アニメのファイヤー回の舞台にもなっています。*12
なお、赤緑においてファイヤーが立っていた場所には代わりにエフェクトガードが置かれています。わたしはそうりょリフ
ポケダンでのファイヤー逃避行イベント中、炎の山のボスとして登場。

救助隊伝説の例に漏れずいきなり因縁をつけ襲い掛かってくる情緒不安定野郎なのですがこれが滅茶苦茶強くやたら高火力な火の粉と翼で打つに加え高速移動による行動回数アップまで行ってくるため多くの救助隊が(特にチコリータカラカラ組等が)ここで敗北し道具箱の中身を失いました。クリア後は仲間にできるようになるものの体の大きさが☆4なので取り回しは微妙。
しかしホウオウと並んで数少ない「マグマ地形でも火傷しない浮遊移動」であり、技も高速移動、熱風、火炎放射、空を飛ぶ等と優秀なのでソロ潜りなんかでは勝手がよく、鍛えがいのあるポケモンもであります。

セリフもかっこいいし全体的なドットのクオリティも高い。
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ストーリーに登場するため顔?グラ持ちという役得も。

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第四世代

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物理特殊が分離、エアスラッシュソーラービーム、羽休めを獲得。鬼火もマシンで習得可能に。*13
スカーフ、眼鏡、命の珠も登場。
基本的にはレベルの関係から第三世代からの輸送個体を用いる事になりますがプラチナではクリア後各地を徘徊するレベル60の個体が出現、さらにHGSSのシロガネ山ではレベル50の野生シンボルが登場。

この時代ファイヤーの主戦場はダブルにありました。
4thダブル*14バンギラス*15ロトム*16が参加できず、物理枠としてはメタグロスカビゴンギャラドスなんかが幅を利かせていた*17ため大文字と鬼火でそれらを早期に排除したり或いは置物にできるファイヤーは割と動きやすく、場の流れを掌握しやすかったのです。
恐らく最強の型は臆病HSベースの守る・みがわり・鬼火・大文字@食べ残し*18であり
低速の並び*19相手に身代わりを残しそこからしぶとく生き延びて火傷のスリップダメージを稼いで行けると強いです。*20

鬼火持ちとしては他にウインディヒードランなんかもいますがファイヤーは浮いているため地震が効かず*21対空のコメットパンチや火傷恩返し程度4耐えするので身代わりの安定性では随一。
恐らく相対的な強さ、安定感においてはここが最高の時期でしょう。
公式大会においても、例によって個体調達の手間から耐久型こそ日の目を見なかったものの
高知のトレーナーが際立った強運によって白いハーブオーバーヒートファイヤーで県優勝*22を成し遂げた他、
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玉代表は世界大会において構築にスカーフファイヤーを採用し*23その卓越したプレイングによって世界準優勝を成し遂げました。

シングルにおいてはまあそこそこであり初期はファイヤーといえばまずスカーフファイヤーみたいな感じだった気がしますが、
実際にはエアスラの火力が(サイクル戦をする上では)貧弱極まりないので眼鏡か珠で圧をかけるかこちらでも鬼火みがわりとか鬼火羽休めとかをやる方が恐らく強いですね。
シングルで活躍させたい場合
鬼火・守る・身代わり・火炎放射@食べ残しとか
大文字・エアスラッシュ・オーバーヒート・目覚めるパワー格闘@こだわり眼鏡とか
火炎放射・みがわり・鬼火・羽休め@ラムとかそこらへんが強いんじゃないかと思います。
他に昔見た中で感心したものとしては
火炎放射・鬼火・羽休め・守る@食べ残しというのがあり確か波乗りスイクンを無理やり削り殺せるとかなんとか。

スカーフエアスラッシュについて当時は誤解している人が多かったのですが*24特にシングルのサイクル過程においてスカーフファイヤーがエアスラでこだわるというのは死ぬほど*25軟弱な行為であり、炎ミラーや高速格闘ポケモンを狙う時以外できるだけやらないほうがいいです。*26
エアスラの威力は120大文字よりも1ランク分以上下、半減された140オバヒをかろうじて上回る程度しかないため控え目252振りで放ってなおラティオスすら確二にできないしファイヤーは耐性の都合大体の相手からエアスラ以上の威力で反撃を受けるので割と殴り負けてしまいます。
ファイヤーはサザンドラではないので適当に圧殺するなんてのは無理な相談です。
新居シロガネ山
プラチナでの徘徊の後、ファイヤーはHGSSでシロガネ山に居を構えました。
これはHGSSカントーにはナナシマが*27存在せず、かといって赤緑時点での住処であったチャンピオンロードジョウト編クリア前に通過するためそこに戻しては三鳥で一匹だけクリア前に捕獲できるようになってしまう……という事からの措置だと思われますがラスダンもラスダンでありカントー道中をファイヤーと旅する事はできません。
またこれでファイヤーの転居は2度目であり放浪癖を持つポケモンとして認知されることになりました。
ドット関連プラチナで味方ドットにもモーションが追加され、さらにHGSSでは連れ歩きグラフィックが与えられました。
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味方画像は火の粉が舞い散り中々格好いいです。
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連れ歩きも出来がいいのですが、システム上炎ポケモンは連れて行って喜ぶ場所が炭焼き小屋くらいしかないのが惜しい所。
また性格が控えめ等の場合輝く葉っぱを集め切る事ができないので注意。
本編外でのグラフィックf:id:No146_Moltres:20200725134253p:plain:h164:w200f:id:No146_Moltres:20200725133836p:plain:h164:w200
ポケモンバトルレボリューションではスタジアムシリーズのモデルを高画質化させた姿で登場。翼と冠部分が実際に炎エフェクトで描画されるようになった上、攻撃時等に白熱する演出が追加され非常に神々しくなりました。*28
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ポケモン牧場等ではSDファイヤーが登場。なかなか愛らしい姿。
ポケダンでのファイヤークリア後条件を満たしていると特定のダンジョンをうろつくようになり、倒すと仲間になります。セリフはお姉さんタイプで賢さグループはC*29
前作と比較してかなり雑な扱いになってしまった一方体の大きさが下がり取り回しはよくなった他、ステータス変更でレベル1ダンジョンにおいて非常に扱いやすくなったためゼロ南やら運命の塔の初心者におススメされていました。
なお時闇と空では出現場所が変更されており、これについても放浪癖と言われます。

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第五世代

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BWでニトロチャージとジュエル、BW2で暴風を獲得。
BW当初は強化らしい強化もなかったためまるでいい所がなく存在感は無に近かったです。*30
BW初期のファイヤーは環境上位のボルトロスバンギラスガブリアスカバルドンウォッシュロトムラティオスギャラドステラキオンヒードラン、零度スイクンなどがことごとく苦手であり、
新勢力のウルガモスには優位そうに見えるものゴッドバード()でも持たない限り受けだしが効くという訳でもなく、ローブシンもエッジの搭載率が高く、
そもそも一致炎がメイン火力のポケモンは総じて雨降らしニョロトノを後投げされるだけでできる事がなくなって詰んでしまう*31というザマだったので火力要員としては実質死んでおり*32*33まともに身動きする事すらままならなかったのです。
当時のファイヤーはろくに受け出しができない・強ポケをホイホイ後出しされる・相手に負担がかけられない・強ポケの前で1ターン生き延びる事すらおぼつかないという弱ポケ四重苦みたいな状態にあり「できる事をやっても弱い」にすら劣る「まず何もできない」有様。

売りと言えば精々地面の隣で一致ジュエル熱風が撃てるとか雨が降っていてもナットグロスハッサムが焼けるとかローブシンの処理が微妙に早いとかその程度であり、時には飛行のジュエルエアスラッシュのようなかなり悲しい事までやっていました。*34
シングルからは半ば締め出されていたと言ってもいいでしょう。

しかしBW2では暴風を獲得、「鋼や格闘に後出しして眼鏡暴風の火力で相手のサイクルを破壊する」という動きが可能になりファイヤーは生まれ変わります。

御存知の通り飛行技というのは一貫性が非常に高いのですが当時はそれもさほど知られておらず、わかっていたところで鋼と電気は大文字の方は受けられない*35都合ファイヤーの破壊力は中々のもの。

眼鏡暴風はガブリアスラティオスを一撃で薙ぎ倒し、ギャラドススイクンの受け出しももちろん許さず、
雨下であればロトムヒードランすら強引に粉砕、運によっては輝石ラッキーを突破する事さえあるという滅茶苦茶ぶり。

素眼鏡暴風ですらある種七割一撃技みたいな感じであり、必中の雨眼鏡暴風などは混乱もあわさってもはや犯罪でした。
ナットレイに滅法強い事も合わさってファイヤーは「雨パに入る炎タイプ」として脚光を浴びます。
高火力暴風使いとしては他に化身トルネロスウルガモスもいたが耐性と耐久力で言えばやはりファイヤーでしょう。
この時代扱い難かった炎打点も暴風と併せ持つなら十分頼もしく*36、以降ファイヤーの炎打点は「飛行を刺すための炎」という感じになっていきます。
以前ならまず考えられなかったファイヤーミラーも結構起こりました。

また裏択として雨パに突っ込んで暴風鬼火まもみがというのも存在し雨を殺しにくるカイリューナットレイ、ガッサなんぞをお手軽にカモれ、バンギラスにもかなり嫌がらせができるのでこれはこれで強かったです。必中一致威力180・混乱3割の技をブンブンしながら自分は火傷と混乱でやたら割れにくい身代わりで生き延び定数を稼いでいくという行為は大分インチキだった他、暴風なら臆病4振りですらラティオスを2発にできるパワーが持てるというのも偉い所でした。
スカーフ型も暴風の高威力から撃ち合いがかなり強くなり*37実戦に耐えうるだけの性能を得た*38ため
大文字・暴風・オーバーヒート・エアスラッシュ@こだわり眼鏡*39
暴風・鬼火・守る・身代わり@食べ残し*40
大文字・暴風・目覚めるパワー氷・とんぼ返り@こだわりスカーフ*41
大文字・暴風・目覚めるパワー格闘・みがわり@飛行のジュエル*42
などいろいろな型が考えられるようになり、そのどれもが十分に強く扱いも簡単というこれまでにない勢いを得ました。
BW2のファイヤーは性能的に間違いなく一つの全盛期でした。

なお、ダブルでの標準の型はH175あたりにして熱風・エアスラッシュ・神秘の守り・守る@ラム*43みたいな奴だったと思いますが火力がなくいまいち大人しかった印象。*44
多分この時代はダブルよりもシングルの方が強いです。

またローテーションでもなかなかの存在感を発揮し雨パで暴風をぶっ放したりSを甘えた霊獣ボルトロスを大文字でぶっ飛ばしたり、時には寝言でモロバレルに対抗したり、あるいは自ら追い風を吹かせたりしていました。ドリュウズよりも素早く型破り地震が効かないことも評価点。
トリプルでもそこそこやれたらしいですが詳しい事はわかりません。

アニメでのファイヤーポケットモンスター THE ORIGIN」にちらっと登場。

リザードンと激突し、最後の伝説の鳥ポケモンとしてレッドに捕獲されました。
ミュウツーの噛ませにされたフリーザーと異なりその後の出番はありませんが、チャンピオンロードを照らす炎が美しかったのでオッケーです。
PWTではPWTの配信コンテンツの一つににらみつけるを覚えているファイヤーが登場。
公式直々に昔の事を蒸し返してネタにしていただく栄誉にあずかりました。*45

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第六世代

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炎タイプにフェアリー耐性が付いたため半減を一つ増加。地面無効・虫草1/4・炎格闘鋼フェアリー1/2と中々丈夫な感じになり特にバンギラス当たりとの補完が期待されました。
入手に関してはXYにおいてはケロマツ選択の場合本編クリア後カロス全土を徘徊*46、追いかけ続けると海神の穴で戦闘・捕獲が可能になります。
また一応ポケスクラップで夢特性の炎の身体が解禁され親子愛猫騙しなりを焼ければ爆アドでしたが筆者はポケモンパン自体が入手できなかったため手に入れられませんでした。*47

対戦においては特殊技の威力低下、特性天候の非永続化、ファイアローの出現、リザードンの異常な強化という四重苦を課せられ失墜。
BW前期にも匹敵する冬の時代であり、あまり真面目にプレイする気が起きなかったので詳しい人にご説明願いたい所。
対抗馬の問題もありますが火力の低下があまりにも深刻で従来の型は殆どがそのまま使えなくなってしまったのが非常に苦しかったです。
(敢えて卑見を申し上げるならば対抗馬があそこまで強大であればサンダーであろうと席次は落としたであろうし強力なメガシンカを二つも与えられればスピンロトムであろうと一線級になったことは間違いないと思われます。)
筆者が知る限りではシングルだとニトロチャージエアスラッシュ・大文字・目覚めるパワー地面@チョッキで適当に特殊を相手にするとか
ダブルだと暴風・熱風・大文字・エアスラ@こだわり眼鏡orチョッキで雨パに入れてラグラージのお供をやったりルンパッパを返り討ちにしたりするとかそういうのがまあそれなりに使える運用法だった気がします。
ノァイヤーも未だやれない事は無かったのですが……。
トリプルで雨乞いをする個体もおり感心させられました。

アニメでのファイヤーXY編86話で登場。アニメ本編初登場を果たしました。
アルバムに加える事を目指すトロバがファイヤーを探しており、最終的に火口の溶岩の中で眠っていたところに落石を受けたため怒り狂い姿を現したのですが
これが水の波動は蒸発させる、シャドーボールはかき消す、火炎放射は受け付けないというバケモノであり
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ロケット団はぶっ飛ばされ、ヒノヤコマはケチョンケチョンにされ、サトシは殺されかけます。
サトシを守るべく進化したファイアローとの決戦においても速度で遅れはとったものの圧倒的なパワーで返り討ちにしてしまい、まさに伝説という威容を見せてくれました。*48
f:id:No146_Moltres:20200724122732p:plain:h164:w290f:id:No146_Moltres:20200724204219p:plain:h164:w290
大文字もファイヤーが放つと5WAYホーミング攻撃になります。(この回のファイヤーは鳴き声に遠吠えのような恐ろしいエフェクトがついており滅茶苦茶かっこいい)
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落下しつつの火炎放射や反対に浮上しての回避行動等これまでにない鳥ポケモンらしい戦い方も。
また火炎放射使用時に首をぐるんと回すモーションがつき、これも強大パワー振り回してる感じがあってグッド。
再び放浪
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三鳥が「渡り」をする事は元々示唆されていましたが、遥かカロスの地にもファイヤーは姿を現しますす。
FRLGの三犬は特定箇所の個体値が0固定というあんまりな仕様*49でしたが、こちらは3V確定の有情仕様。
その一方で目覚めるパワー格闘は使用不能に。
今回最終的に行き着く海神の穴の海神とはルギアを指すのでしょうが特にそこに触れられる事はありませんでした。
これで3度目の転居です。
ポケダンでのファイヤーレッドポイントに登場。
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これと言って圧倒的に強いわけでもないようですが登場シーンはかっこいいです。
顔グラの表情差分も獲得。
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第七世代以降


火傷のダメージが低下したものの燃え尽きるの獲得、Z技の追加、疾風の翼下方修正に伴うファイアローの失墜等によって復活。
USUMではウルトラスペースの赤ゲートの一つで捕獲可能。
LPLVでは再びチャンピオンロードに鎮座するようになった他、クリア後は時折野良の個体が空に現れます。

燃え尽きるは連打こそできないもののCダウンのリスクを持たず耐性変更も可能な高火力炎技であり、水タイプとの強引な競り合いや鬼火羽休めを絡めた強引な岩受けが可能となりました。
また暴風ベースのファイナルダイブクラッシュは威力185であり威力だけならかつての眼鏡暴風を上回るためサイクル破壊を狙ったり高耐久ポケモンを押し切る事が再び可能に。
*50
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燃え尽きる・暴風・火炎放射・目覚めるパワー地面@ヒコウZ*51
燃え尽きる・暴風・鬼火・羽休め@食べ残し*52
なんかがまあ分かりやすい使い方でしょうか。
ノァイヤーは火傷のダメージ量低下によってその長い役目を終えました。

ダブルにおいてはメガシンカ時行動順が再計算されるようになったことからメガラグ雨パが扱いやすくなり、メガラグラージの隣で熱風暴風追い風を使用できる「雨パの用心棒」として居場所を獲得。ジャラランガより素早いのが偉く、またニョロトノに頼らずとも一度だけヒコウZで暴風の命中不安を克服できるのが便利なところ。*53
またVGCの一部ルールにおいてはカイオーガ・ゼルネアスのお供として採用されることがあったとか。
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暴風で草を刈り、吠えるでジオコンした相手のゼルネアスを追い払い*54、燃え尽きるでソルガレオを焼いたりしていました。

LPLVにおいてはプテラがステロ撒いてくるわ持ち物なしにもかかわらずリザードンはメガ進化するわ暴風はないわで息苦しいのですが高速移動から鬼羽なんかが決まるとそこそこ強いようです。

異次元から再びカントーf:id:No146_Moltres:20200724172151p:plain:h164:w274f:id:No146_Moltres:20200724205538p:plain:h164:w290
ウルトラワープライドで出会えるようになったファイヤーですが、LPLVでは約20年ぶりにチャンピオンロードに舞い戻りました。
f:id:No146_Moltres:20200724122759p:plain:h164:w290f:id:No146_Moltres:20200724122817p:plain:h164:w290
超美しく超かっこいい登場ムービーも貰いましたが能力が高く木の実も燃やしてくるので捕獲は少々大変です。
にらみつける復活LPLVではにらみつけるも正式にレベル技に復帰。

ファイヤーのみならずサンダー・フリーザーのレベル技にも追加されており、ベータ版金銀に見られた試みはここに実現したわけです。
ポケダンでのファイヤー逃避行イベント中、炎の山のボスとして登場。
f:id:No146_Moltres:20200724201541p:plain:h164:w290f:id:No146_Moltres:20200724201546p:plain:h164:w290
救助隊伝説の例に漏れずいきなり因縁をつけ襲い掛かってくる情緒不安定野郎なのですがこれが滅茶苦茶強くやたら高火力広範囲の火の粉と翼で打つに加え高速移動による移動速度アップまで行ってくるため多くの救助隊が(本当に多くの救助隊が)ここで敗北し初日オンライン救助のページを埋めました。*55
クリア後は仲間にできるようになりますが、巨体組なので取り回しはあまりよくないです。
しかしリザードン・ホウオウと並んで数少ない「マグマ地形でも火傷しない浮遊移動」であり、技も高速移動、熱風、火炎放射、ゴッドバード等と優秀なので制圧要員としてなかなか期待できます。
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固有台詞という物はなくなってしまいましたがグラフィックの出来はよく(そもそもポケダンDX自体グラフィックのクオリティが滅茶苦茶高い)顔アイコンも大きくなって表情差分がより分かりやすくなりました^^
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今後

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現在ファイヤーはガラル地方への入国許可は下りていないものの冠の雪原における復活とリージョンフォームの登場が予告されました。
リージョンフォームはファイヤーの名を持ちながら悪飛行という型破りな存在ですが、悪飛行は攻防共に優秀なタイプであり、また特性が逆上*56であるためダイマックスや三鳥共通のレベル技である羽休めとのシナジーが期待されます。(原種から鬼火あたりを継承できていると非常においしいです)
一致ダイマックス技がダイジェットとダイアークなのも楽しみな所。
専用技は確率怯みの特殊悪技「もえあがるいかり」で、悪の波動に性能で劣る事は無いでしょうから逆上羽休めと合わせて素早さで下回る相手への制圧力は相当なものとなる事でしょう。
原種ファイヤーは純粋に範囲の広い大型ダイジェッター足りえるが高種族値飛行タイプは同じ便でわんさとやってくるため扱いに多少の工夫は欲しい所。
ウェザーボールなんかは大分うまく扱えると思われます。




 

*1:なお2発目以降に命中判定はない

*2:識者であるほど第二世代の映画でありながら等倍の氷攻撃を選択したことが疑問に思えるでしょうが、ルギア爆誕は実際には第一世代の映画でした

*3:ピカチュウと対話可能なサンダーを先に捕獲する事は出来ない」事と「フリーザーが唯一残った神となって海域を凍り付かせなければ終盤の氷上疾走の展開ができない」事を考えると最初に捕獲されるのはファイヤーでなければならない

*4:コードは後に白い霧になる54。なお大文字=Fireblastは126

*5:ナナシマにですが

*6:FRLGではともしび山が存在するのだから「実装できなかった」で概ね正しいと思われるのですが

*7:奇跡の実は現在のラムの実相当のアイテム

*8:木炭でも可

*9:薄荷の実は現在のカゴの実相当のアイテム

*10:自身も脆くはなりましたが

*11:乱数調整自体は後に可能になったもののファイヤー乱数は難関とされるXD乱数の中でも特に難しいらしい

*12:まあこれ以降の作品において描かれるカントーにおいてナナシマはその存在自体が抹消されているのでともしび山もまた没収されてしまうのですが

*13:第四世代以降におけるXDファイヤーの価値はほぼ消滅しました

*14:というか09ルール

*15:09まではフラットルールがなかったので進化レベルが55のバンギラスは参加できなかった。カイリューはレベル50の配布個体が一応存在

*16:何故か使用できなかった。プラチナでフォルムチェンジが追加されましたが当時はどのフォルムでもゴースト電気のまま。一般級として使用が解禁されたGSルールではそこそこ活躍しました

*17:そして当初主役であったラティオスは徐々に追いやられていった

*18:C146大文字だとメタグロスは割と耐えてくるので何かしらの調整がない場合熱風の採用も可。ただ便利な反面ヒードランが面倒くさい。火炎放射は安定しPPも多いが攻撃頻度が高くないのでPP戦をしない場合一撃の威力が高い大文字の方が多分便利

*19:見せあいなし44の09ルールでは大体そうなる

*20:例えばクレセグロスカビゴンメタグロスに対して基本守ってこないので適当にヤンキー爆破を当てて後ろからファイヤーを出してやれば両方熱風圏内に入り、そこからほぼ身代わりが残せる

*21:むしろ隣が地震で制圧しに行くときに身代わりを残せ

*22:当時は地区大会というものがありました

*23:襷の時も。なおパーティはサンダーメガヤンマファイヤーヌケニンカバルドンドサイドンという冗談みたいな構成です

*24:適当にバトレボのランダム対戦とかやる場合はともかく

*25:文字通り自分が死ぬほど

*26:寝言でどれが出てもガッサヤンマが殺せる等もあるのでスカーフエアスラファイヤー自体が劣るわけではないのですが

*27:つまりともしび山が

*28:なおエフェクト化の弊害として凍るとエフェクトが消えてハゲます。またとんぼ返り使用時はファイヤーが相手側まで移動して攻撃した直後カメラが引きに切り替わるのですがその際フィールドの中央に不自然な炎エフェクトが生じる。(切り替わりの瞬間既にとんぼ返り使用者は元の位置に戻っているのですが、これは座標位置を上書きしているわけではなく高速で元の位置に戻っているに過ぎないらしい?)

*29:戦闘特化で探索補助に欠けるタイプ

*30:試行錯誤した末シングルでは眼鏡エアスラ型と鬼火まもみが型だけは通用するものの到底布教できるレベルにないという結論に達しました。ダブルだと一応ファイヤーキリキザンとかあるにはあったと思いますが

*31:先述のエアスラ火力問題が露呈した形。手動晴れとか毒まもとかとんぼ返りとかできないことはなかったのですが…

*32:なので筆者は序盤かなり頻繁に眼鏡鬼火を撃っていた

*33:「中速以上でCが高い」というポジションもウルガモスや日照りキュウコンの登場で失った

*34:ファイヤーのエアスラはウルガモスの暴風より火力が低いのでアイテムを持たないと格闘ポケモンが倒せなかった

*35:そしてバンギラスヒードランは暴風を必中化させる雨パを苦手とする

*36:ついでに「陽射しが強い場合命中が下がる」という暴風の隠された効果を突きに来るキュウコンを普通に焼ける

*37:言葉を選ばずに言うと

*38:威力だけで言えば素暴風は眼鏡エアスラよりも強く雨であればスカーフ逆鱗と同等以上の突破力がある

*39:エアスラの枠はとんぼ、鬼火、目覚めるパワー格闘、寝言なども可

*40:暴風の枠は従来通り炎技でも可

*41:とんぼの枠は鬼火、エアスラ、寝言なども可

*42:身代わりの枠はニトロチャージなども可。目覚めるパワーの方を毒々にして受けを潰すという手もある。HDバンギなんぞを倒したい場合ジュエルでなく命の珠というのもアリ

*43:神秘の枠は鬼火だったり追い風だったり逆にエアスラが暴風だったりする

*44:雨暴風を追求すればそれなりにはなったでしょうが

*45:よほど面白いと思ったのか第六世代ではフライゴン使いにガブリアスナイトを提供させています

*46:遭遇するとターン開始前に逃走する

*47:カロスマークが無くていいなら後に発売されたVC赤緑のものを輸送すれば炎の身体の個体は確保できます。持ち込める有用な技はにらみつける、リフレクター、ものまね等

*48:勝負自体は例によって見逃す形で終了

*49:バグらしいですね

*50:燃え尽きるやオーバーヒートベースのダイナミックフルフレイムは威力195ですが一貫性と使用順に縛りがかかる都合からこちらはそこまで使い勝手はよくないです

*51:めざ地の枠は身代わりやニトロチャージも可

*52:鬼火でなく毒々も可。残飯でなく火炎玉というのもいました

*53:その気になればZ追い風という事もできるので(使われるかは別として)アンコールなどに対してもある程度耐性がある

*54:これは他の飛行でなく炎複合のファイヤーでないとできない仕事です

*55:ファイヤー一匹で10ページ中7ページくらい埋まっていた

*56:敵の攻撃によってHPが半分を下回った時特攻1段階アップ

てらす池イベント文字起こし(※ネタバレ注意)

新年あけましておめで何オートセーブしてくれてんだ!!!!!私のテキスト回収をどうしてくれる!!!!!!!!
…ハッ失礼、取り乱しました。
藍の円盤クリア後のキタカミの里でのイベント(腐れオートセーブクソクソクソバカアホ間抜けイベント)のテキストを募集します!!!!!
多分そう多くの派生パターンはないんですけど何しろ確認ができないので!!!!
…許せん!!!!ローズタワーを爆破してくれる!!!!!何がガラル1000年の未来だふざけやがって!!!!!!

ぶっ殺す!!!!!
かくなる上は情報提供を募り文字起こししてくれるわ!!!!!!!!!

イベント文字起こし

(テラパゴス出てくる)

主人公「!」

「テアラコパリ」

(テラパゴス光る)
(霧が濃くなる)
(テラパゴスボールに戻る)

???「おや?」
???「ここは いったい……
    時空を 超越している?」

オーリム?「君は……?」

【あなたは!/AI?】

あなたは! AI?
「どこかで 会っていたかな?
 あいにく 私の 記憶には ないが……」
「AIを 搭載した ロボット?
 ふむ…… もし そんなものが
 実用化されれば 便利そうだ」

オーリム「私は オーリム」
オーリム「エリアゼロにて
     ポケモンの研究を している者だ」

(コライドン出てくる)

「アギャギャース!!」

オーリム「!!」
オーリム「こ このポケモンは!!
     まさか…… ツバサノオウ!?」

【コライドン!/コライドンです】(※どちらを選んでも同じ)

オーリム「そ そうか……!
     コライドンと いうのだな!!
     フッ…… いい名だ」

「アギャン?」

オーリム「ふむ 状況から
     判断するに……」
オーリム「私は 君たちにとって
     過去の存在 なのだな」
オーリム「だが 時空の可能性は
     無数に 存在する……」
オーリム「この出会いも 地続きの
     過去・未来では ないかもしれない」
オーリム「おそらく この出会いも
     ひとときの 奇跡だろう」
オーリム「時間が 許す限り 有益に
     情報交換と いかないかな?」
オーリム「私に 何か
     聞きたいことは あるかな?」

【どうしてここに?/どんな研究を?/家族は……?】(※三つ全ての選択肢を選択可能)

【どうしてここに?】

オーリム「原因は わからないが
     秘密のラボで データを 分析していたら
     次の瞬間 この場所に 立っていたよ」
オーリム「あの場所に 眠る
     結晶ポケモンの 影響か……?」
オーリム「君と 私にも 何かしら
     因果が あるのかもしれないね」
オーリム「ほかに 聞きたいことは あるかな?」

【どんな研究を?】

オーリム「異なる時間軸の ポケモン
     捕まえて 現代へ 呼び出す……」
オーリム「……そんな 夢のような
     装置を 作ろうと 計画しているよ」
オーリム「幼少期に 読んだ この本が
     私の心を 捕まえて 離さなくてね」
オーリム「だが 研究に 行きづまっていて
     家にも ずっと 帰れていない」
オーリム「君との会話から 解決の糸口を
     つかもうと 必死なんだよ」
オーリム「ほかに 聞きたいことは あるかな?」

【家族は……?】

オーリム「私のプライベートに
     興味が あるのかな?」
オーリム「……子供が ひとり いるよ」
オーリム「今ごろ 家で…… いや
     今という 言い方は 正しくないか?
     きっと さみしい思いを しているだろう」

オーリム「さて 攻守交替だ
     こちらからも 質問させてもらおう」
オーリム「この場所は どこなのかな?
     パルデアでは ないようだが」

【キタカミの里/てらす池】(※どちらを選んでも同じ)

オーリム「キタカミの里の てらす池
     ……文献で 読んだことが ある」
オーリム「テラスタルエネルギーを まとった
     水が 湧き出る 場所」
オーリム「私がいた ところからは
     座標までも 大きく ずれているようだ」

オーリム「……次の質問だ」
オーリム「そのポケモン
     ツバサノオウ…… いや
     コライドンは…… なんなんだ?」

【浜辺で倒れてました/大事な存在です/ライドできます】

浜辺で倒れてました 大事な存在です ライドできます
「ふむ……? では
 コライドンが どこから 来たのか
 厳密に 知っているわけでは ないのだな」
「ええと そういうことを
 聞きたいのでは なくて…」
「いや すまない
 野暮なことを 言ってしまったな」
「やはり モトトカゲに
性質が 酷似しているか」
「モトトカゲの 古代の姿……
 私の仮説が 信憑性を 帯びてきたな」

「アギャ」

オーリム「!」
オーリム「……ん? その本は?
     見たことない デザインだ」
オーリム「タイトルは『ゼロの秘宝』……?
     ちょっと 見せてくれないか!?」
オーリム「大空洞のことが 書かれている!
     テラパゴスが 覚醒することも 記述が!?」
オーリム「この本の著者
     ブライアとは 何者だ?」

【先生です/ヘザーの子孫】

先生です ヘザーの子孫
「教師だと? 私以外には
 リーグの連中しか あそこには
 入れないはずだが……」
「なんと! スカーレットブックの
 著者の子孫 だったのか……
 なるほど 血は 争えないようだ」

オーリム「なんと 研究者心を
     掻き立てる本で あろうか……!」
オーリム「すまないが その本を
     じっくりと 読ませてもらいたい!」

(霧が濃くなる)

オーリム「また 霧が…… そういえば
     時間に 限りが あるのだったな」

「ギャス!ギャアス!」

オーリム「もっと ツバサノオウと
     交流したかったが 急がねば……」
オーリム「その本は 記帳だろうから
     無償で もらうのは 心苦しい」
オーリム「私としても 悩ましいが……
     その本を スカーレットブックと
     交換というのは どうだろうか?」

【はい/いいえ】(※いいえを選ぶと選択肢に戻されて無限ループ)

【いいえ】

オーリム「……そう言わず 頼む」

【はい】

(主人公)は
スカーレットブックを 手に入れた!
(主人公)は
スカーレットブックを 
たいせつなものポケットに しまった

スカーレットブック
オーリム博士と 交換してもらった
パルデアの大穴の 探検記。
つたない文字で オーリムと 書かれている。

オーリム「感謝するよ」
オーリム「ひさしぶりに 家に帰って
     読書するのも 悪くない……」
オーリム「……それでは お別れだ」
オーリム「時空を超え 出会いし
     ツバサノオウと 冒険者よ」
オーリム「ボン・ボヤージュ!」

気になるポイント

幽明境を異にす

伝承の通り、既に故人であるオーリム博士がわずかの間とはいえ我々の前に姿を見せました。
ラスタルエネルギーの方の性質かテラパゴスの方の性質かはともかくとして、この現象は願望を反映したものであり、
あの場所でオーリム博士が現れたのは母を望む息子、つまりがコライドンそうさせたのではないでしょうか。
博士はアオハルとの因果を問うていましたが、彼女を望む動機があるのはむしろコライドンの方です。

パラドックス・オーリム

しかしながら、このオーリム博士は恐らく我々の知るオーリム博士とは別の存在です。
研究メモ*1にも

タイムマシンの研究 偉大なる功績
古代から ポケモンの転移に 成功
コライドンと 命名した
 
なんと! 新しい宝にも 恵まれた
いいことは 続けて 起こるものだ

とある通り、我々の知るオーリム博士はタイムマシン研究によってツバサノオウを得てコライドンと命名した後にペパーを妊娠しているのです。
これはてらす池に現れた博士の

こ このポケモンは!!
まさか…… ツバサノオウ!?
そ そうか……!
コライドンと いうのだな!!

フッ…… いい名だ

異なる時間軸の ポケモン
捕まえて 現代へ 呼び出す……
……そんな 夢のような
装置を 作ろうと 計画しているよ

……子供が ひとり いるよ
今ごろ 家で…… いや
今という 言い方は 正しくないか?
きっと さみしい思いを しているだろう

という言葉…即ちペパーを出産した時点でもタイムマシン研究が成果を上げられていないという発言とは矛盾しています。
つまりこの博士は我々の知る博士ではありません。
正史サカキとRRサカキが別個体であるように、故人である我々の世界線のオーリム博士とてらす池で現れたオーリム博士は別の個体なのではないかと考えられます。
またそもそも*2オーリム博士所有のスカーレットブックはレジェンドルートにおいてはペパーがマフィティフの救いを求めた唯一の希望にして、ザ・ホームウェイにおいてはタイムマシンを制御する鍵ともなった、我々の冒険の中核をなす重要アイテムであり、これが失われては我々の歩んできた過去というものはあり得ません。

もちろん別のブックなりで代用する事は可能でしょうが、彼女が代わりとして手に入れたのは(オモダカさんの見事な情報操作によって)タイムマシンの事など何も知らないブライアの書いた「ゼロの秘宝」であり、これによって彼女の歩む運命は我々の知る過去とは異なるものに変化する可能性が考えられます。
…もっとも、我々の知る(知らない)故・オーリム博士の方も「ゼロの秘宝」を受け取ったと思しき記録はあるのですが。

霧の向こうのテラパゴス


テラパゴスの「霧を招き死者との邂逅を可能とする」という能力はアニメでも描かれており、荒ぶる六英雄に対しルシアスを招き説得する…という事を行っています。
と、するとこれはテラパゴス由来の能力っぽいのですが…。

過去の事例


看板やゼイユの発言が示す通り、「てらす池で死者と会える」というのは伝承であり、つまり過去にもこの出来事は起こっていると考えられます。
しかし別時空の過去においてテラパゴスの眠る最下層にいたオーリム博士とこちら側で現在テラパゴスを連れているアオハルを結ぶことでこの現象が起きたのだとすれば、過去の出来事もまたテラパゴス抜きには起こりえないのではないでしょうか?
とはいえ、図鑑によればテラパゴスは相当昔にほぼ絶滅していると考えられ、果たしてキタカミの里にそうホイホイうろついていたものかどうか…。
となると類似したパワーを持った別の存在…ともっこの親玉にあたる謎のポケモンか、あるいはてらす池の「大昔にどこかからもたらされた結晶」とやらが関係していたりするのでしょうかね?
或いはあの辺に元々もう一匹位テラパゴスが埋まってるとか。
まあ私は毒の鎖とテラスタルの間に関係性を見出していますが…。

オーリムの性質

この短い邂逅ですが、オーリムはいくつか興味深い性質を見せてくれています。
一つ目は、これが最も気になったのですが、
「時間切れ」を察して悲し気に鳴くコライドンに対して「もっと交流したかったが急がねば」とスルーしている点で*3
これは研究を常に優先度の最上位に置き、他の物を後回しにする姿勢です。
彼女にとっての実子である「向こうのペパー」に対してすらも「(研究に行きづまってずっと家に帰れていないので)今ごろ家できっとさみしい思いをしているだろう」と述べており、
他人の寂しさに気付かないのではなく、気付いた上で優先度の観点から後回しにできる性格である事がわかります。

もっとも我々の方のオーリム博士も研究を優先してペパーをないがしろにしつつも理念に背いてコライドンを庇った結果命を落としており、またその分身であるオーリムAIはペパーを一人ぼっちにさせた事を謝罪し今ある世界を守るために自分の存在を差し出していますので、いずれにせよ「我が子」を自分の命より高い位置に置いてはいるようですが。
二つ目は他者への不信で、
ブライアが教師であると聞いた際に*4

教師だと? 私以外には 
リーグの連中しか あそこには
入れないはずだが……

と大分強い言葉で拒否感を示している事で、更に出資者であると考えられるポケモンリーグの人員に対しても「リーグの連中」と否定的な呼び方をしていたことも踏まえると、既に彼女は人間不信が強い段階にあると考えられます。
家族に関する問いに対して

……子供が ひとり いるよ

と答えている事から既にパートナーは「去った」後のようですし、この後孤独の中でどんどん思い詰めていき他者不信や研究重視の性質が先鋭化していくのかもしれません。

未来を見通すにらみつける

暗黒ツイート

謝辞

当記事の作成にあたって、げっしるいさん、まくしていたーさん、ショウジさん、逢魔時 夕さんにご協力いただきました。
ありがとうございました。

*1:これ用意してたの偉すぎるだろ俺

*2:私は当初これが一番ヤバくね?と思ったのですが

*3:もちろんこのオーリムにとってこのコライドンは家族ではなく謎のトカゲポケモンでしかないのですが

*4:これは急な自分語りになるのですが、私はこのイベントのプレイを配信しており、正直ブライアを教師判定するのはどうかな…と思って別の選択肢を選んだところ、コメントでも「あれを教師と認めたくない」等と言われており笑いました。

シンクロマシンの仕様・操作説明

神機能ですが細かい操作説明をゲーム内で確認できないので。
現状最強は浮遊型で高速かつ小型のブロロンだとされます。

基本的な事

シンクロマシンは連れ歩き状態のポケモンに視点・操作を移して行動できるモードです。
シンクロ先となるポケモンは種族毎に固有の移動タイプと行動速度と大まかな大きさが定められており、更に大きさは個体ごとに多少異なります。
ポケモンに近づくと自動でおまかせバトルが行われ、おまかせバトルの結果HPが一定以下になるか進入不可能な地形に進入した場合連れ歩き状態自体が終了し視点と操作がトレーナーに戻ってきます。

起動方法

ZRを押して連れ歩き状態を起動しL+Rでシンクロマシン起動…とされていますが、
ポケモンを出していない状態でいきなりL+Rを押しても起動できます。
(自動で連れ歩き→シンクロマシンを起動という動作が行われる)
一方でRを押してのレッツゴー状態でL+Rを押した場合は起動できないので注意。

戦闘について

Yで攻撃ができると説明を受け、これによっておまかせバトルが行えますが、普通に野生ポケモンに近付くだけでも従来のおまかせバトルが発動しますので、実際には必ずしも必要ではありません。
Yは相手を攻撃したいけど狙った相手が高低差のある場所にいて自動攻撃判定が届かない…みたいな場合に振ってみるくらいのポジションかと。
レッツゴー状態のおまかせバトルと異なり、シンクロマシンでのバトルは色違いの相手も容赦なく倒してしまうらしいので注意。

進入不可能な地形

「進入不可能な地形」は恐らく水中のみです。
  
普段の連れ歩きでは浮き輪が出ますが、シンクロマシンでは地上移動している水地形に対応しないポケモンが深さのある水に入ると即座に終了となるので注意。
あれはボール側の機能とかじゃなくてトレーナーが出してたんですね…。

移動タイプ

確認した限り地上型、浮遊型、飛行・地上型、水中・地上型、水中・浮遊型、飛行・水中・地上型の6パターンが存在します。
移動タイプは移動速度や大きさとは別の概念であり、浮遊型だからといって常に他のポケモンの入れない地形に進入できるとは限らない事に注意。

地上型


もっともオーソドックスなタイプで、地上を走行します。
他のタイプに含まれないポケモンが全てこれなので大半はこれなんじゃないでしょうか。
全ての地形に対して無力なので一番自由度が低いと言えるタイプです。
水に落ちたらモードが解除される上、高低差に弱く崖は登れないし高所からは落ちます。
強いて言うなら飛べないので野生ポケモンを倒しまくりたいという時に地上のポケモンを飛び越えてしまうという事がないのが強みでしょうか。

地形走破能力が強調されていたのに6匹いる三鳥で唯一地形に無力なガラルサンダーくん…。

浮遊型


その名の通り浮遊しているタイプです。キュワワーやブロロロームビークインと言った非水棲で浮いているポケモンが含まれます。
地面から浮いているため水地形に進入しても溺れる事が無く、高所から踏み出しても自由落下とならず操作可能なまま徐々に降下する事ができ、低所からも浮遊高度に応じてブロック2段以上の段差を乗り越えられ、崖地形に対してもなだらかであれば徐々に登っていけます。
低所にいる野生ポケモンに対しては接触せずに無視して飛び越えることも可能であり、総じて移動が非常に快適です。
地上型と比べてメリットがあまりにも大きく、基本的に探索目的ならこれを選ぶべきでしょう。ブロロンもこれです。
強いて弱点を上げるなら自由落下ができないので高所から低所への干渉が遅くなりうる事が挙げられるでしょうか?
崖の上から水面に降りようとしたりすると結構かかりますし、低所の野生ポケモンを攻撃したい場合も降下を待つかYを押すことになります。
あと着地出来ないのでカメラを寄せる事も出来ないのもデメリットには違いないか。

飛行・地上型


上記二つのタイプをそのまま足した移動タイプです。
ファイヤー等鳥ポケモン、及びガブリアス等ドラゴンポケモンの多くがここに含まれます。


基本的には飛行型の特徴を持ちますが、Bボタンによって着地/飛翔して地上型/飛行型を切り替える事ができるのが特徴です。

基本的にこのタイプの地上移動は遅い上着地状態で水地形に進入すると普通に溺れるので敢えて地上に切り替える意味はそうないのですが、高所から素早く降りる目的で使える他、飛んでいる場合と違って地上のポケモンとの接触に失敗しにくくなるというメリットもあります。
また、着地している場合はカメラを寄せられるのも無視できない長所か。
意外な所ではワタッコもこのグループですね。

「炎タイプでありながら翼を持つが故に海を恐れる必要がない」というファイヤーの長所がポケダン以来に描かれてわしゃ嬉しいよ…。

水中・地上型

 
水中に進入可能な地上型で、カメックスやドオー、コライドン等泳げるポケモンが該当します。
ポケモンはとりあえず地上の移動は必ずできるので、泳げるポケモンは必然的に最低でも水陸両用です。
溺れないという点以外は地上型と変わりません。
カメックスの泳ぎ方がユニークな事が話題を呼びました。

水中・浮遊型


水中に進入可能な浮遊型で、パルシェンギャラドス泳げるけど陸を移動する時は謎の浮遊能力を使っているものが該当します。
水中型と浮遊型を合わせたような形になっていますが、このタイプは大きさに関わらず浮遊高度が低いものが多く、段差の突破は期待できません。

崖から飛び出した時だけ滑空できる水中地上型だと思って問題ないでしょう。
なお、パルシェンの泳ぎ方は顔の反対側に進むものです。



飛行・水中・地上型

飛行能力、遊泳能力、歩行能力の全てを併せ持つ最強の移動タイプです。
ウッウやルギアが該当します。


溺れる事が無く、地上を走破する事ができ、滑空もでき、高低差にも強く、自由落下もできるためできない事がありません。
惜しむらくはこのタイプのポケモンに移動速度が速いものがいなさそうなことでしょうか。

移動速度

ポケモンは種族毎に定まった移動速度を持ちます。
例えばブロロンはご承知の通りかなり素早いですが、ユキハミは遅いです。
もちろん速い方が探索での使い勝手が良く、遅いものは(かわいいですが)探索には向かないでしょう。

大きさ

ポケモンは種族毎に大まかな大きさが決まっており、さらに個性として大きさの大小があります。
基本的に小さい方が有利であり、大きすぎると閉所に入れません。

  
例えばセンタースクエアの出入り口は横幅がブロック3つ分のため三鳥で最も大きいファイヤーは翼が引っかかって通れませんが、サンダーやフリーザーは通ることができます。
(一応ファイヤーで出入りしたい場合は二階部分のブロックの高くなったところから飛ぶ事で上を飛び越えることが可能)
 
なお、高さでも引っかかる場合があり、オリジンパルキアなんかはセンタースクエアのゲートを通れません。アローラナッシーは頭部分より上は判定がないっぽいのでギリギリ通ることができます。

高度

飛行・浮遊ポケモンには高度という概念があり、主に段差の突破と崖へのアタックに影響します。
  
例えば比較的高所を飛んでいるファイヤーはブロック二段までの段差を乗り越えられ、トドロクツキに至っては三段まで超えることができますが、
 
パルキアとかヤミカラスとかキュワワーとかは一段が限界で二段だと引っかかって進みません。

操作

移動/ダッシュ:左スティック/左スティック押し込み

左スティックで移動でき、スティックを押し込むことでダッシュする事が出来ます。ミラコラのダッシュほどではありませんが若干速くなります。

視点操作:右スティック

右スティックで普段通り視点を操作できます。押し込みで引き。

メニュー非表示:-ボタン

-ボタンを押す事でメニュー表示を消すことができます。

着地/飛翔:Bボタン

飛行・地上型のポケモンはBボタンで地上移動と飛行移動を切り替えることができます。

攻撃:Yボタン

能動的に攻撃を出すことができます。


全て近接射程ですがモーションが見れて便利。
地上・水中・空中で動作が分かれているポケモンはそれぞれ異なった攻撃モーションを示します。

アピール:Xボタン


野生で行うモーション?を取ります。大抵はあたりを見回すと言った程度ですが、カメックスがキャノンをしまう等凝ったモーションを持っているものもいます。

マリルバルーン:ZRボタン


なんかマリルの風船が出ます。
風船は攻撃なりで動かすことができますが何の意味があるのか不明。
しかもあろうことかマリル柄の風船の癖に水に落ちると消滅します。地上型らしい。

ねむる


30秒放置すると眠り始めます。

雑感

長年の願いが叶った。神。

アイキャッチ

「放課後のブレス」におけるペパーくんの会話時の左目の動きを読み取る

www.youtube.com

文字通り「放課後のブレス」におけるオハラとの会話におけるペパーくんの左目の動きを読み取るだけの記事です。
他の語りはツイッター見てください。
アニメにおけるペパーくんのセリフはほんのわずかですが、「目は口程に物を言う」とあるように彼の視線の動きが言葉よりも多くの事を語ってくれます。

お喋りな左目

もしかして、ハルクジラの注意そらしてくれたのお前か
…笛うまいんだな

助けられたのでこの時期のペパーとしては非常にフレンドリーに話しかけています。

…お父さんから、教わったから…


とか言ってたら「親に与えられた」発言で地雷を踏まれショックを受けた表情を見せるペパー。
ペパーくんには蒸発した親と自分を捨てた親しかいないのでそういう「当たり前」を見せられると効きます。

…へェ、

親と仲いいんだな

オハラから「親と仲がよさそうな雰囲気」を感じ取って視線を外すペパー。
オハラを見ないまま暗に「俺にはそんなもの無い」発言。
体の向きも正面から外れており強い拒否感情を感じさせます。

そうでもない、かな

…!


「親と仲がいい」を否定されて視線を戻すペパー。
親との仲がよさそうだと感じて視線を外し、親との仲が良くないと言われて視線を戻す。
この時期のペパーにとって親との関係が良好な子供は「痛みを共有できない別人種」なのでは?

フルートも、ホゲータがいてくれたから吹けたんだ


「親との仲は微妙だが、相棒ポケモンのおかげで現在がある」と告げられて停止するペパー。
自分と重ねているわけですが、その自分はというと未熟な判断のせいで相棒ポケモンを…。

そっか

オハラに向き直るペパー。

お前にも礼を言わなきゃな

オハラの「相棒ポケモン」に微笑みかけるペパー。
人間には笑いかけないが、ポケモンには笑いかける。
人間よりもポケモンが好きなんでしょうか?人間に不信感が?
ちなみに「お前にも」とか言ってますがオハラにはお礼言ってません。

ありがとよ

微笑みながらホゲータにお礼を言うペパー。
ちゃんと目線を合わせていて偉い。
一方で横からの構図になることでこれまで饒舌だったペパーの眼は隠されてしまい、どんな表情なのか詳細に知ることができません。オーディンスフィアで見た演出だ。

ほっこり…。
褒められたホゲータの喜ぶ姿にあたりに穏やかな空気が流れます。オハラちゃんも笑顔に。

でもペパーはこんなことをしている場合ではありません。
彼には目的があります。
表情を引き締めるペパー。

…相棒ポケモン、大切にな

かつての自分と重なるトレーナーに忠告を残し、去っていくペパー。

ホゲータへの視線は優しいですが、

オハラに対しては別にそうではありません。

まとめ

この時期のペパーは「まともに親に愛されている他人」が地雷であり、そもそも他人に対して友好的でもなく、非常に好感度が上げにくいことがわかります。


初対面で親の話持ち出したネモ(コサジ暮らし)(偉大な親持ち)(ペパー視点で自分みたいに放置されてなさそう)、ペパーとの相性悪すぎ!

リザードンの過去パラドックスの可能性について

細かい原理はリモートポケモン学会での発表をご覧いただきたいのですが、
メガリザードンXヒトカゲ族の我々の知らない過去の姿を反映したメガシンカであると考えられ、即ちヒトカゲ族に古代パラドックスが存在するなら、メガリザードンXに似通った「黒く、爪での戦闘に長けた物理型で、青い炎の帯を伸ばした」姿ではないかと考えられます。

メガストーンはいつ「生まれた」のか


メガシンカは3000年前に使用された最終兵器(のもたらす生命エネルギー)に由来する現象だとされていますが、にもかかわらずポケモン個々に対応する「○○ナイト」は最終兵器使用以降にも誕生し続けている、ごく最近誕生したミュウツーにすらメガストーンが存在することを考えるに、
メガストーンには「原石」が存在し、何らかの手順でポケモン種族に対応する事で「○○ナイト」として完成すると考えられます。
つまりメガストーンはあくまで強力な生命エネルギーが「あるポケモンに対応したもの」に過ぎず、
それによって引き起こされるメガシンカもまた単なるパワーアップに過ぎない、通常の進化に「未来を参照する」ものが確認されていないのと同様、未来を参照するようなことは起きていないと考えられるわけですね。

メガシンカ分類

メガシンカが「その時点」での対応するポケモンを強化するものであるなら、
それらは即ち「過去から現在に至る道を更に延長する」か「現在あるものを強化する」または「過去を呼び起こす」かのいずれかである、と言えるでしょう。

例えば「過去から現在に至る道を更に延長する」ものはダンバル達の足し算によって成立しているメタグロスに更にダンバル達を足し算したメガメタグロスに当たり、
「現在あるものを強化する」ものが赤子を成長させるメガガルーラシェルダーを強化しているメガヤドランに当たり、

そして「過去を呼び起こす」ものがヨーギラス族の歴史を参照しているメガバンギラス等に当たります。

過去型メガシンカによって過去を見る



さてメガボーマンダの姿が明らかにトドロクツキに似ており、またメガデンリュウが我々の知らないドラゴンの遺伝子を覚醒させているように、メガバンギラス型の「過去参照」のメガシンカ「我々の見た事のない過去」を呼び出す事が可能です。


例えばミュウツーの二つのメガシンカは、Xが非常に「ミュウツー」であるのに対し、Yは非常に「ミュウ的なのですが、
これはミュウツーという種族には「ミュウが改造によってミュウツーになった」という歴史しか存在しないためだと考えられます。
即ち、「過去から現在に至る道を更に延長した」のがメガミュウツーXであり、
ミュウツーの「種族の過去を参照した」のが、つまりミュウツーという種族には歴史が無く必然前身であるミュウを参照するしかないのですが、メガミュウツーYだと解釈できるわけです。

ヒトカゲ族の過去を見る

さてリザードンメガシンカはどれに区分できるでしょうか。

リザードンの種族の歴史とは、ヒトカゲからリザードリザードからリザードンへと進化するものですが、
図鑑においてリザード爪での戦闘や戦闘時高揚すると炎が青くなることが多く語られ、
リザードン飛行能力と炎の温度の高さについて語られています。
これらの事と
メガリザードンX爪での戦闘を得意とする物理型で青い炎の帯を流している
メガリザードンY特殊型でカントーの図鑑ではジェット機よりも速く飛べると記されている事を考えますと、

Xはリザード方向に戻っている過去型のメガシンカであり、
Yはリザードンから更に進んでいる現在強化型のメガシンカであると考えられます。

即ち、従来のリザードンには存在しないにもかかわらずメガリザードンXには見られる独特の要素、
ドラゴンタイプ、黒い身体、青い炎、物理寄りの戦闘能力といった要素は、「我々の知らない過去」であると考えられるのです。<
リザードンに過去パラドックスがあるなら、きっとそれはメガリザードンX的なはず。

パルデアのヒトカゲ

ちなみに大穴の探検記の挿絵にはヒトカゲと思しきポケモンが描かれていますので、パルデアに過去ヒトカゲが生息していた可能性は普通にあります。
パラドックスリザードンはあり得ます。

間違ってたらサンダーから羽休めと怪電波と熱風を没収してもいいよ。

アイキャッチ

まあそれはそれとしてファイヤーとファイヤーの合体したパラドックスポケモン待ってます。
三鳥合体のサファイザーでもいいですよ。あれファイヤー真ん中だしね。

ペパー・オーリム・コライドン周りの時系列の整理

ツイッターでこのような興味深いリプライを頂き、丁度気になっていた事ですので整理してみました。

年表

灯台の研究所を持ったのはプロトテラスタルオーブを開発した後
・資金提供時点で「ゆくゆくは大穴に戻って研究を再開したい」という記述が存在
 →もともと大穴の中で活動しており、この時は地上に戻って来ていた。
・AI博士によればペパーは「青年」
・ペパー妊娠と同時期である1号の捕獲は当然大穴で起こった出来事なのでこの時期には大穴で活動している
・レホール先生によればテラスタルの「解明」は約10年前
と言った事をつなぎ合わせると、このようになると考えられます。

時期 出来事
200年前 大穴が踏破される
87年前 観測ユニットが設置される
約20年前 オーリムが結晶化現象を研究、テラスタル命名
・オーリムがプロトテラスタルオーブを作成
・研究が評価され企業から資金提供を受ける
灯台の研究室を作り、大穴から移り住む
 (が、オーリムはゆくゆくは大穴に戻りたかった)
約20年前 ・オーリムが大穴での研究を再開*1
凍結されていたテラ計画が再始動*2
・研究員が減少*3
約17年前 「タイムマシン研究の偉大なる成果」古代ポケモン捕獲に成功*4
 オーリムはこのポケモンをコライドンと命名
オーリムが妊娠する*5
 (この時期オーリムは「楽園で3人で暮らす事」が願い)
・多くの古代ポケモンの転送に成功
約16年前 ペパー誕生
「あの人」が去る?
・このあたりからオーリムの人間不信的な傾向が強まる
10年以上前 ・オーリムがコライドンを連れて地上に帰還
・テラスタル現象が「解明」され、公表される。
・テラスタルオーブが段階的に解禁され始める
・オーリムが再び地上の拠点である灯台で暮らし始める
ペパーが母のいる灯台に通いだし、一緒に暮らし始める*6
10年以上前 ・コライドンが近所のポケモンを相手に暴れる
・隠蔽のためオーリムがコライドンを連れて大穴に帰る
 この時写真を持ち出す
・以降ペパーとオーリムは通信のみのやり取り
オーリムがオーリムAIを作り出す*7
近年 オーリムとオーリムAIがタイムマシンを完成させる
コライドン2号の転送に成功
本編開始直前 ペパーが母を求めて大穴に向かうも古代ポケモンと遭遇し敗走
マフィティフが致命的ダメージを受け回復不能の状態に
・ペパー、マフィティフを救うためあらゆる手段を模索
・コライドン同士が縄張りを巡り対立
対決の結果二号が勝利し1号を庇ったオーリムが死亡
オープニング 1号が逃走、灯台を目指すが力尽きる
本編開始時 ・主人公がアカデミー入学
・主人公と仲間達が出会う
コライドンはダメージとトラウマにより戦闘不能

まあ博士の死は2号によるものではない、事故は仮称■■■による干渉、と言った可能性も考えられますが、出ている情報で考えると大体これが矛盾無いのではないでしょうか。
博士は結構出たり潜ったりの人生を送っているようですが、「大切なもののためにリスクを顧みない」「裏切られた結果人間不信に陥る」「その時向き合っているものに夢中になってのめりこむ」といった部分はクラベルの評した通り彼女の息子、ペパーとそっくりです。

後で考察など追記するかもしれませんがひとまずこれで。記事に出力していない考察は大体以下のツリーにありますので興味のある方はご覧ください。



資料

博士の手記についてはこちらを参照。
no146-moltres.hatenadiary.com

私は天才なので資料として参照しやすいようにペパー・オーリム・コライドン関連のイベントや記述をほぼ全てまとめた動画も出しています。*8
www.youtube.com
www.youtube.com


*1:拠点はゼロラボ。結晶の力の強大さへの恐れからスポンサーには難色を示されたが強行した模様

*2:テラ計画って何だ?

*3:恐らくクラベルはここで離脱

*4:あくまで「タイムマシン研究の成果」なのでまだマシンは完成していない

*5:ポケモン世界におけるヒトの発生や諸々の問題もあるが、ここではオーリムが妊娠したものとする

*6:写真を撮ったり絵本を読んだり仲良くやっていたようである

*7:人員不足と不信をクリアできる存在である

*8:長い上にエンコードに失敗しまくりそれだけで2日くらいかかった

月刊オーカルチャーまとめ(+おまけ)


パルデア各所で読める月刊オーカルチャーの内容をまとめたものです。
私はスカーレット選択でしたが、バイオレット部分の記事については鷗花 (@ohka895) さんがご提供くださいました。
ご協力ありがとうございました。
また、金曜頃までには終わると言っていたにもかかわらずアップが遅れた事についてお詫び申し上げます。

スカーレット版

No.04

月刊 オーカルチャー
 
パルデア未確認ファイル No.04
原始の ボーマンダ!?
謎の生物 トドロクツキ
 
奇書 スカーレットブックに 書かれた
謎の生物が 名前の由来に なっている。
その姿は ほかの地方で ボーマンダ
発生する とある現象の 結果に
酷似しているが 関連性は 不明。
 
羽毛を まき散らしながら
高速で 飛びまわり 獲物を 襲う。
その 狂暴な 性質は ボーマンダ以上と 
考えられており 遭遇することが あっても
絶対に 接触を 避けるべきである。

No.05

月刊 オーカルチャー
 
パルデア未確認ファイル No.05
翼竜の ゴースト!?
謎の生物 ハバタクカミ
 
奇書 スカーレットブックと
呼ばれる 奇書の中に 登場する
謎の生物から 名づけられた。
長い体毛を くねらせ 夜空を
ゆらゆらと 飛びまわると いわれる。
 
目撃者からの 証言によると
一見 巨大なムウマの ようだが
気性が とても荒く 好戦的とのこと。
古代に 生息した 翼竜の魂から
生まれた ゴーストという 説もある。

No.06

月刊 オーカルチャー
 
パルデア未確認ファイル No.06
恐竜? モロバレル
謎の生物 アラブルタケ
 
恐竜の特徴と モロバレルの特徴を
併せ持つと 噂される 奇妙な生物。
奇書と 名高い スカーレットブックで
紹介された 荒ぶるたけと 呼ばれる
謎の生物と おおむね 特徴が 一致。
 
そこから この未確認生物は
アラブルタケと 呼ばれるように なった。
通常の モロバレルより はるかに
身体は 巨大だが 知性は 低いようで
狂暴な ハードパンチャーらしい。

No.07

月刊 オーカルチャー
 
パルデア未確認ファイル No.07
寿命 1万年の レアコイル!?
謎の生物 スナノケガワ
 
1万年 生きた レアコイルの姿だと
主張する 科学者もいる 謎の生物。
パルデアの 乾燥地帯を 中心に 
数件の 目撃報告が あるものの
いまだ 捕獲されたという 記録はない。
 
攻撃的な性質で 目撃者が
襲われるケースも あるという。
世紀の奇書 スカーレットブックで
紹介された 砂の毛皮と 呼ばれる
謎の生物と 特徴が 一致している。

No.08

月刊 オーカルチャー
 
パルデア未確認ファイル No.08
蘇った 太古の ウルガモス!?
謎の生物 チヲハウハネ
  
目撃情報が 少なく 極めて 謎の多い
未確認生物が チヲハウハネ である。
その名は 奇書として 知られる
スカーレットブックに 記された
謎の生物に ちなんで 名づけられた。
 
かつて 本誌が とり上げた 原始時代の
ウルガモスと 共通する特徴が あり
化石から 復元したとも 考えられる。
だが 過去に ウルガモスの化石が
発見された 記録は 存在していない。

No.09

月刊 オーカルチャー
 
パルデア未確認ファイル No.09
太古から 生き続ける 恐竜!?
謎の生物 イダイナキバ
 
パルデア某所にある 乾燥地帯において
謎の生物の 目撃が 報告されている。
一見 ドンファンに 似た その生物は
巨大な牙と 強固な鱗を 備えており
好戦的な性質を 示したという。
 
現代に 生き残る 恐竜というのが 
有力な説だが その正体は 不明。
イダイナキバ という名は かの奇書
スカーレットブックに 記された
謎の生物から 命名されたと いわれる。

No.10

月刊 オーカルチャー
 
パルデア未確認ファイル No.10
10億年前の プリン 発見!?
謎の生物 サケブシッポ
 
パルデア某所の 森で 目撃された
謎の生物が サケブシッポ である。
プリンに 酷似した 愛くるしさを
持っているが 攻撃的な性質で
近付くものに 襲いかかるという。
 
原始的な姿と 狂暴性から 一説には
10億年前の プリンと 噂されている。
奇書 スカーレットブックに 記された
叫ぶ尻尾と 呼ばれる 謎の生物が
名前の由来 である。

バイオレット版

No.04

月刊 オーカルチャー
 
パルデア未確認ファイル No.04
博士の 異常な発明!?
謎の物体 テツノブジン
 
奇書 バイオレットブックに 書かれた
謎の物体が 名前の由来に なっている。
最強の エスパーポケモンを 求める
マッドサイエンティスト によって
造られた ロボットという 説がある。
 
数少ない 目撃者からの 証言 によると
サーナイトと エルレイド どちらにも
見えるような 奇妙な姿を しており
対峙するものは 光り輝く刃で 躊躇なく
切り捨てる 残酷さを 持っているという。

No.05

月刊 オーカルチャー
 
パルデア未確認ファイル No.05
その正体は サイボーグ!?
謎の物体 テツノカイナ
  
世紀の奇書 バイオレットブックに
記された 鉄の腕と 呼ばれる
謎の物体から 命名された。
自在に動く 掌で 高速で 走っていた
大型車両を 投げ飛ばしたという。
 
テツノカイナの 正体として 有力なのは
瀕死の重傷を 負った アスリートが
サイボーグ化した という説である。
ただ 何故 ハリテヤマを 模した姿に
なったのかは 謎に つつまれているのだ。

No.06

月刊 オーカルチャー
 
パルデア未確認ファイル No.06
10億年後の バンギラス!?
謎の物体 テツノイバラ
  
パルデア某所 とある洞くつで 目撃された
謎の物体が テツノイバラ である。
バンギラスに 酷似しているが
極めて 冷徹な性質を 持つとともに
無駄な争いを 好まないという。
 
金属質の装甲や 高い知性から
10億年後の バンギラスと 噂されている。
奇書 バイオレットブックに 記された
鉄の茨と 呼ばれる 謎の物体が
名前の由来に なっている。

No.07

月刊 オーカルチャー
 
パルデア未確認ファイル No.07
機械!? ポケモン!?
謎の物体 テツノコウベ
 
パルデア某所にて 目撃された
サザンドラに 似た 危険な 飛行物体。
高エネルギーを 放射し 建造物を
徹底的に 破壊すると 次の標的を
求めるように 飛び去っていったという。
 
サザンドラの凶暴性と 機械の冷酷さを
あわせ持つため 機械と サザンドラ
ハイブリッドなのではと 噂される。
奇書 バイオレットブックに 書かれた
謎の物体が 名前の由来 である。

No.08

月刊 オーカルチャー
 
パルデア未確認ファイル No.08
人類を 監視する UFO!?
謎の物体 テツノドクガ
 
世紀の奇書 バイオレットブックに
登場する 謎の物体から 命名された。
ウルガモスに 似た 飛行物体であり
上空から 地上の人々を 追尾し 時に
襲いかかってくることが あるという。
 
攻撃的な性質を 持つ 理由として
テツノドクガの 正体は 宇宙人が
あやつる UFOだという 説がある。
テツノドクガを 使い 人類を 監視し
侵略の機会を うかがっているかもしれない。

No.09

月刊 オーカルチャー
 
パルデア未確認ファイル No.09
宇宙人の 科学兵器か!?
謎の物体 テツノワダチ
 
パルデア某所にある 乾燥地帯において
謎の生物の 目撃が 報告されている。
一見 ドンファンに 似た その生物は
突如 球体に 変化すると 高速で
回転し 襲いかかってきたという。
 
宇宙人の科学兵器では ないかという
噂もあるが 真相は 不明。
テツノワダチ という名は かの奇書
バイオレットブックに 記された
謎の物体から 命名されたと いわれる。

No.10

月刊 オーカルチャー
 
パルデア未確認ファイル No.10
太古の文明が 生んだ ロボット!?
謎の物体 テツノツツミ
 
奇書 バイオレットブックに 書かれた
謎の物体が 名前の由来 である。
デリバードに 似た 形状をしており
球体の装置から 膨大な氷を 噴射し
雪原を 移動するという。
 
正体に 関しては 多くの説が あるが
超古代文明の産物 という説が 有力。
太古の文献に テツノツツミ らしき
機械を 設計し 使役していたという
記録が 残っているのだ。

 

おまけ:スカーレットブック/バイオレットブックの挿絵

エリアゼロの怪物


エリアゼロ オーリム博士の研究メモ

観測ユニット1

仮称■■■の 存在が 影響して
エネルギーが 結晶化していると 判明した
 
六角形が 多層的に 組み込まれた
■■■の 殻の構造が 要因と 考える
この現象を テラスタルと 命名する

ラスタルオーブ プロトタイプを 発明
企業から 研究資金を 融資されたので
コサジタウンの灯台に 研究室を作った
 
ゆくゆくは 大穴に 戻り
結晶体の研究を 再開したい

観測ユニット2

結晶体の力は 強大だ
企業は 不安定さを 怖がったが

このエネルギーを 利用すれば
不可能だった研究に 着手できる
やっと 楽園を 作れる

凍結された テラ計画が 再始動
今月から ゼロラボに 拠点を移す
昔より 研究員は 減ったが 問題ない
 
結晶体の影響が 大きく
実験結果が 安定しない

観測ユニット3

タイムマシンの研究 偉大なる功績
古代から ポケモンの転移に 成功
コライドンと 命名した
 
なんと! 新しい宝にも 恵まれた
いいことは 続けて 起こるものだ

1号に 続いて 古代のポケモン
転移に 続々と 成功している
あの本が 現実となる時は 近い
 
この楽園で 3人が
幸せに 暮らせるよう 努力せねば

観測ユニット4

人が 足りない 時間が 足りない
あの人も 子供が 生まれて 去った
 
新たな人間を 招いても すぐには
信用できないし 使い物にならない
自分が もう1人 いればいいのに

研究者を 1人増やし 効率が 2倍に
私と同じ 知識と技術を 持っている
少し 合理的すぎるが 申し分ない
 
もう1匹 コライドンの転移に 成功
2号は とても 気性が 荒い

ゼロラボ

ゼロラボ 防衛のため
ボールロックシステムを 開発
 
特定のID 以外の
モンスターボールを……




ポケモン屋敷の日記みたいで非常にいいですね。
運命が暗示されてますし、描写的に時系列順に置かれてることが読み取れるので段々と研究の中心が穴の最奥(下層)に移って行き、その過程で他の研究員やパートナーがついていけなくなり、孤独に蝕まれて行った事がわかります。
ちなみに例の写真があるのはゼロラボで、写真は灯台の研究室からの持ち出しです。
オーリムペパー親子+コライドンの生活は灯台の研究室で行われていましたが、コライドンの起こしたトラブルで終焉を迎え、以後オーリムとペパーは会えていません。
即ちオーリムがコライドンを連れ帰らなければならなくなり、灯台の研究室での生活を続けられなくなった際に写真を持って行ったものと思われます。

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