どうして巷にはポリゴン製品ではなくロトム製品が溢れているのか

我らが友 ロトム

科学によってポケモンを作るというコンセプトでポリゴンを開発し
インフラであるネットワークの監視任務すら与えておきながら、人間達は友としてロトムを選んだ。

 
近年ではロトムは、街のポケモンセンターパソコンとしては当然、スマホじてんしゃポケモンずかんなど生活用品の中にもその姿を見ることができる。
ポケモンリーグの光景をテレビ中継で見れるのもドローンに入ったロトムがいればこそだ。
 
一方ポリゴンがトレーナー以外の人間の生活と関りを持つのは電脳空間や宇宙空間においてくらいであり、日常の製品としてその姿を目にすることはない。この事はロトムにはポリゴンにはない友としての素質、即ち人間にとっての都合のよさがあった事を示している。

ではその「都合のよさ」とは何か。
機械として造られたものであれば本質的にはポリゴンに扱えてロトムに扱えないものは無いだろう。
また従来の電化製品と比較した特徴としてロトム製品は喋るが、この会話能力はあくまで与えられた「身体」によるものであり、ロトム自身が有するものではないとされるため、この点も別段ロトムの優位点とはならない。

機械的な応答メッセージを発する程度ならポリゴンにも容易なはずで、プログラム由来の高度な計算能力を含めて考えれば単純な補助装置としての性能ではポリゴンはロトムを上回っていたと言える。
加えてポリゴンには感情が無く、感情によるトラブルを引き起こす恐れもない。
(「勝手に喋り出したロトムのために重要なメッセージの確認が遅れた」といったものから「会話の流れで遠く離れた人の事を思い出し心が疼いた」といったものまで、ロトムが喋るが故のトラブルは多い)
しかし一方、ポリゴンには感情が無いのである。

ロトムにはできる所有者への気遣いやお遊びがプログラムであるポリゴンには基本的にできず、あらかじめ与えられた機械的な行動しかとる事ができない。
またそもそも、基本となるポリゴンは現代では性能的に時代遅れな部分も多く、無感情・高度な判断力を求めるならより高性能・先進的なAIでもまかなえてしまう。ポケモンを要素として含む必要がそもそも無くなってしまう)
対してロトムは判断力・性格こそロトムではあるが、その本質はプログラムでなくポケモンであるため、その親しみやすい言動は多くの利用者に愛される所以ともなっているのである。
「性能」そのものよりもロトム達のキャラクター性がロトムシリーズの人気を支える秘訣であると言えるだろう。
ロトミ等のロトム製品は単なる道具として以上にロトム自身への愛情によって選ばれており、またロトム製品を欲する層はそこまで性能のみを求めているわけでもなさそうである。

また機械製品の扱いについても、ロトム専用に開発する必要こそあるものの、ロトム製品がロトム自身のでんきタイプとしての性質と特性「ふゆう」によって「電池切れと縁遠く、必要に応じて大出力を実現できる」「軽めの製品なら自分で宙に浮いて移動してくれる」という性質を持っているのは魅力的であり、それらの製品がもともと持っていた機能を拡張してくれるという点でロトムは単なる補助装置に留まらない。
ロトムじてんしゃによる水上移動ロトムスマホによる両手を空けての自撮りなどは、ロトムの体質あってこそのもので、「ほうでん」「でんじふゆう」を有するとはいえポリゴンにはなかなか真似のできない部分であると考えられる。


なおポリゴンの上位バージョンであるポリゴン2はAIとしてもポケモンとしても高スペックであり、高度な判断力や学習能力に加え感情すらも持っているとされる(※)ためこれらの差を克服しうるが、「アップグレード」は未だ希少かつ高価であるため、ポリゴン自体はタマゴで殖やす事ができる事を考えても、「ポリゴン2製品」を全ての人にいきわたらせることは難しいと考えられる。
この点もロトムの優位点と言えよう。

※筆者の安月給と交友関係ではポリゴン2を所有する事は出来なかったため検証は行っていない。





ポケモン週末レポートという企画に出したツイートほぼそのままの記事です。*1
安い週刊誌あたりでロトム製品とポリゴン製品の販売戦争を後出しで解説してるみたいなレポートがあったら面白いのでは?と思ってこういう感じにしたのでなんかそんな雰囲気が感じられたらいいなあ。(小並感)
なんかポリゴンの解説みたいになっててこれいいのかなと思いながら投稿しました。

ポリゴン2は思考を人語に変換するソフトどうこうと関係なく独自の言語と思考形態を持つ方向に発達するため高度になりすぎた知性はロトムの程よいおとぼけ感を出せないのではないかと言われると弱い。

*1:レポートのスクショ自体もこれのプレビューを投稿している