細かい原理はリモートポケモン学会での発表をご覧いただきたいのですが、
メガリザードンXはヒトカゲ族の我々の知らない過去の姿を反映したメガシンカであると考えられ、即ちヒトカゲ族に古代パラドックスが存在するなら、メガリザードンXに似通った「黒く、爪での戦闘に長けた物理型で、青い炎の帯を伸ばした」姿ではないかと考えられます。
メガストーンはいつ「生まれた」のか
メガシンカは3000年前に使用された最終兵器(のもたらす生命エネルギー)に由来する現象だとされていますが、にもかかわらずポケモン個々に対応する「○○ナイト」は最終兵器使用以降にも誕生し続けている、ごく最近誕生したミュウツーにすらメガストーンが存在することを考えるに、
メガストーンには「原石」が存在し、何らかの手順でポケモン種族に対応する事で「○○ナイト」として完成すると考えられます。
つまりメガストーンはあくまで強力な生命エネルギーが「あるポケモンに対応したもの」に過ぎず、
それによって引き起こされるメガシンカもまた単なるパワーアップに過ぎない、通常の進化に「未来を参照する」ものが確認されていないのと同様、未来を参照するようなことは起きていないと考えられるわけですね。
メガシンカ分類
メガシンカが「その時点」での対応するポケモンを強化するものであるなら、
それらは即ち「過去から現在に至る道を更に延長する」か「現在あるものを強化する」または「過去を呼び起こす」かのいずれかである、と言えるでしょう。
例えば「過去から現在に至る道を更に延長する」ものはダンバル達の足し算によって成立しているメタグロスに更にダンバル達を足し算したメガメタグロスに当たり、
「現在あるものを強化する」ものが赤子を成長させるメガガルーラやシェルダーを強化しているメガヤドランに当たり、
そして「過去を呼び起こす」ものがヨーギラス族の歴史を参照しているメガバンギラス等に当たります。
過去型メガシンカによって過去を見る
さてメガボーマンダの姿が明らかにトドロクツキに似ており、またメガデンリュウが我々の知らないドラゴンの遺伝子を覚醒させているように、メガバンギラス型の「過去参照」のメガシンカは「我々の見た事のない過去」を呼び出す事が可能です。
例えばミュウツーの二つのメガシンカは、Xが非常に「ミュウツー的」であるのに対し、Yは非常に「ミュウ的」なのですが、
これはミュウツーという種族には「ミュウが改造によってミュウツーになった」という歴史しか存在しないためだと考えられます。
即ち、「過去から現在に至る道を更に延長した」のがメガミュウツーXであり、
ミュウツーの「種族の過去を参照した」のが、つまりミュウツーという種族には歴史が無く必然前身であるミュウを参照するしかないのですが、メガミュウツーYだと解釈できるわけです。
ヒトカゲ族の過去を見る
さてリザードンのメガシンカはどれに区分できるでしょうか。
リザードンの種族の歴史とは、ヒトカゲからリザード、リザードからリザードンへと進化するものですが、
図鑑においてリザードは爪での戦闘や戦闘時高揚すると炎が青くなることが多く語られ、
リザードンは飛行能力と炎の温度の高さについて語られています。
これらの事と
メガリザードンXが爪での戦闘を得意とする物理型で青い炎の帯を流している、
メガリザードンYが特殊型でカントーの図鑑ではジェット機よりも速く飛べると記されている事を考えますと、
Xはリザード方向に戻っている過去型のメガシンカであり、
Yはリザードンから更に進んでいる現在強化型のメガシンカであると考えられます。
即ち、従来のリザードンには存在しないにもかかわらずメガリザードンXには見られる独特の要素、
ドラゴンタイプ、黒い身体、青い炎、物理寄りの戦闘能力といった要素は、「我々の知らない過去」であると考えられるのです。<
リザードンに過去パラドックスがあるなら、きっとそれはメガリザードンX的なはず。