レギュレーション解説
ルールはシングル見せあいあり63。エントリーできるポケモンは禁止伝説と幻を除いた全ての世代の全てのポケモン。
特に述べる事もないです。大雑把にその時々のレートや普通の公式ルールで認められた全てのポケモンが参加できます。
強いて言うなら第五世代のペラップの使用も認めます。
ダブルバトルを用いないのは行動順の処理などが複雑となって成り立たないため。ポケモンはそれぞれ出身世代を選択し、構成は世代ごとに許された全てのものを認める。
地球投げメガガルーラ、秘密の力メガガルーラ等後々レギュレーションによって使用できなくなった構成もその世代内で認められていた時期があるなら認めます。敢えてやる意味は薄いもののダークホールドーブル等も認めます。毒々ドククラゲも可。
しかし第六世代のカイリューに初代の巻きつくを持たせることはできないし第六世代以前のラティオスに心の雫を持たせることもできません。噴火ヒードランに臆病ミント等も不可。
初代のフーディンに雷パンチ、初代のファイヤーに火炎放射等いわゆる金銀留学によって実機で使用可能となる技に関しても認めない方針。エントリー世代の異なる同種族のポケモンを複数採用する事はできない。
第七世代ミミッキュと第八世代ミミッキュを併用、第四世代のメタグロスと第七世代のメタグロスを併用等は不可。公式ルール上で認可されていたバグ・仕様の利用・発生は認める。
初代で麻痺した相手の前で分身してさらに素早さを下げる、初代で麻痺したポケモンが高速移動で麻痺の素早さ低下を無視する、初代で空を飛ぶの攻撃部分を不発させて空から一方的に攻撃する等。逆を言うと認可されていない・規制されていたバグは認めません。第四世代の催眠ブレイブバードクロバットの存在とかポケモンのステータス・タイプ・特性・行動順の決定はそのポケモンのエントリー世代に依存する。
■ステータスに関して
初代・金銀のポケモンは全箇所に努力値が振れます。また初代のポケモンには特攻・特防の概念が無く特殊という一つの値がその両方の役割を果たします。それ以外は現在と同様。
フーディンやゲンガー、三鳥、そしてドククラゲ等高い方が特殊だったポケモンは非常に強大なステータスを得ます。
(なお光の壁の存在から特殊攻撃力と特殊防御力の概念は存在するものとし、初代のポケモンは特殊の値を持った特攻と特防を持つものとして処理します。)
■タイプに関して
第五世代以前のトゲキッスがノーマル飛行、第四世代のウォッシュロトムがゴースト電気等。初代のレアコイルも単電気。
はりキッスやトラアタキッス、シャドボロトム等の可能性。
■特性に関して
第六世代以前のゲンガーが浮遊等。
■行動順の決定に関して
第六世代メガガルーラの初動はS90に対して第七世代メガガルーラの初動はS100等。技・状態異常・特性・道具・発生させる場の状態・天候の性能やメガシンカの初速等はそのポケモンのエントリー世代に依存する。
■技に関して
初代の吹雪が威力120・命中90・凍結3割、影分身が一回の使用で命中2/3、炎の渦は行動スキップ、第三世代以前の破壊光線が物理技、雷パンチが特殊技、第三世代の猫騙しが優先度+1、第四世代以前の爆発が防御半減、第五世代以前の流星群は威力140、ローキックは威力60等。
初代の出鱈目バランスのポケモンが強くなる他、第五世代以前の特殊型の通常ポケモンは基本的に第五世代以前からエントリーした方が火力は高くなります。
爆発を有するカビグロスあたりもそれぞれ第二世代、第四世代から出した方がいいです。
■状態異常に関して
初代の凍結が確率で解凍せず催眠が覚醒ターンに行動不能、DPの催眠の最低ターンが3、第五世代の催眠が交代でターンリセット、第六世代以前の混乱自傷率が高く、麻痺が素早さを1/4にし、火傷のダメージが最大HPの1/8等。発生させる側に依存して変化するものとします。
言わずもがな初代の吹雪持ちが強いです。その他ゲンガーとかボルトロスとかも危険な存在。
■特性に関して
第三世代の蓄電が電磁波を吸収しない、第四世代以前の呼び水や蓄電に吸収効果が無い、第五世代以前の天候特性によって発生した天候が永続、第六世代の親子愛が1.5倍、第七世代の化けの皮がばれる時にダメージを受けない等。
■道具に関して
第五世代のジュエルが1.5倍、第二世代の神秘の雫が1.1倍等。
初代の吹雪で凍った場合でも焼けた木の実やラムの実は問題なく発動します。
■場の状態・天候
第四世代の追い風が3ターン持続、第五世代以降の追い風が4ターン持続等。
第二世代の砂嵐はダメージが最大HPの1/8、第三世代の砂嵐はダメージが最大HPが1/16、第四世代以降の砂嵐はダメージが最大HPが1/16で岩タイプの特防を上げる等。
また効果を受ける側は世代問わず問題なくその効果を受けられるものとして考えます。
第二世代のサイドンの特防が第四世代のカバルドンの起こした砂嵐で上がる、サイコフィールド下では第四世代メタグロスのバレットパンチもやはり無効化される等。
霰と吹雪に関してはどちらの側にも記載が無いので微妙な所ですが、技の側の変化として扱います。タイプ相性や固有の耐性等はその技を受けるポケモンのエントリー世代に依存する。
基本的に相性の変化は耐性の変化だと考えます。第五世代以前の電気タイプが麻痺する、第六世代以降のメタグロスはシャドーボールが抜群となるが第五世代以前のメタグロスはシャドーボールを等倍に抑える等。
ギルガルドが第四世代のメタグロスをシャドボで殴ったからと言って抜群にはなりません。
また、当時存在せず後から登場したタイプに対しては登場当時のタイプ相性を適用します。
ガブリアスはじゃれつくで死にます。当たれば。
主なタイプ相性の変化は以下。
■第一世代のエスパーにゴーストが無効。
特殊ギルガルド等では逆立ちしてもフーディンを倒すことはできません。
ミミッキュ等のゴーストアタッカーも苦労します。
■第一世代の炎に氷が等倍
ファイヤーやギャロップを吹雪等で倒すことができます。
■第一世代の毒に虫が抜群
フシギバナがさざめきで即死します。ドククラゲもとんぼ返りで大ダメージ。
■第一世代の虫に毒が抜群
パラセクトは四倍弱点を四つ持ちます。
■第一世代のポケモンは自身と同じタイプの技の追加効果によって状態異常にならない。
初代のポケモンには「自身のタイプの技によって発生する状態異常の追加効果を受けない」という法則があるためケンタロスはのしかかりで麻痺せず、サンダースは十万ボルトで麻痺しません。
重要所ではケンタロスはメガガルーラの秘密の力で麻痺しません。
■第二世代以前の炎が火傷し、第一世代の氷が凍る。
初代でもフリーザーは吹雪で凍らず、ファイヤーは大文字で火傷しませんが、当時の状態異常耐性は上述の「自身のタイプの技によって発生する状態異常の追加効果を受けない」という法則によるもので厳密に状態異常自体に耐性を持っているわけではないため*3、その条件から外れた技によってはそれらの状態異常にかかります。
炎への鬼火や氷へのトライアタックの追加効果等。
現在未登場ですがガラルフリーザーの凍てつく視線で初代フリーザーは凍ります。
■第五世代以前の鋼に悪・ゴーストが等倍。
メタグロスがそれらのタイプと互角に渡り合える他、ヒードランやジバコイルは極めて強靭な耐性を獲得します。
■第五世代以前の草ポケモンは粉技で眠る。
雪降らし永続のユキノオーは胞子で寝ます。
また硬さに定評のある初代ナッシーの眠り粉はカミツルギを眠らせられません。
■第五世代以降の電気ポケモンは麻痺する。
というか第六世代以降の電気ポケモンが麻痺しません。
第五世代のボルトロスでパッチラゴンの素早さを1/4にできない等。
■第六世代以前の悪タイプに悪戯心の変化技が通る。
第六世代のサザンドラは第五世代のレパルダスに飛ばされますが、第七世代のサザンドラは飛ばされません。初代のポケモンの道具や初代・金銀のポケモンの特性は「持っていない」ものとして扱う。
トリックやスキルスワップのための配慮です。
■初代ポケモンの道具について
叩き落とすの威力は上がりません。
対戦相手側が道具を敢えて持たせることはでき、その場合その効果は発揮されるものとします。スカーフトリック等は有効。
■初代・金銀のポケモンの特性について
特性の枠が無いわけではなく単に持っていないものとします。
スキルスワップは受け付け、全ての世代でトレースは無効。(トレースで虚無を獲得しないための措置)性能が異なっても同名の道具を複数採用する事はできない。
ノーマルジュエルや木炭等。
奇跡の実とラムの実等実質的に同等の性能を持つ名称の異なる道具の併用は認めます。*4初代・金銀のポケモンはレベル50~55で採用できる。レベル51以上(オーバーレベル)のポケモンを選出する場合、選出するポケモンのオーバー値の合計が5を超えてはならない。
いわゆる155ルール。
■初代・金銀のポケモンはレベル50~55で採用できる。
レベル55のポケモンは全てのステータスが50時の1.1倍となります。
素早さはそのまま1.1倍ですが、攻撃能力はレベル補正の上昇で、耐久力はHPの上昇でそれぞれ1.21倍となる事に注意。
フーディンの特殊耐久力はH振りクレセリアを超え、三鳥に至っては無振りラッキーを超えます。
なお元々の値の関係から55でも現代の最速には追い付きません。
■レベル51以上(オーバーレベル)のポケモンを選出する場合、選出するポケモンのオーバー値の合計が5を超えてはならない。
「3体の合計が155を超えてはならない」だと55ケンタロス+55フーディン+レベル1ココドラ等が通ってしまうため。RS以降のポケモンは存在できる下限レベルから最大レベル50で採用できる。BW以降のポケモンでレベル50を超えるものはレベル50として扱う。
普通のフラットルール。進化レベルが50を超えているサザンドラ等も使用できます。ムーンフォースの習得レベルが99のクレセリアも安心。一度のバトル中にメガシンカ・ダイマックスできるポケモン及びZ技を使用できるポケモンはそれぞれ一体まで。
第七世代でのルールに則った形。
なお、メガレックウザやメタモンの例からいかなる形であっても一体のポケモンがそれらを同時には使用できないものとします。