ポケモン学会の杜撰な裁定に反対する会 ~フォルム違いと種族違いの境界を明らかにせよ~

突然ながら12日(日曜日)20時~22時に仲間大会を開きます。

ルールは「任意の種族のポケモンの複数参加及び過去作技の使用を認めるカンムリルール」で、
フォルム違いの同種族を参加可能とする事で、ニドランが雌雄で別ポケモンとみなされているのにニャオニクス等は同一種族とみなされている事、その延長線上にニャイキングとペルシアンのランクマッチ同時参加は可能な一方ファイヤーとファイヤーのランクマッチの同時参加は不可能等の不平等があると考え、その現状に反対を表明しポケモン学会に反省と分類の訂正を促す事が真意です。

レギュレーション

・シングル63(選出数は任意に決定できますが3匹で対戦してください)
ポケモンのレベルは50で統一されます
・カンムリルールに参加できるすべての種族が参加可能です
パーティの先頭の種族は複数個体の編成及び過去作の技が使用可能(推しポケモン優遇措置/政治目的)
いかなる場合でも道具の重複は禁止
・先頭の種族以外のポケモンの過去作技の使用は禁止

「パーティの先頭の種族は複数個体の編成が可能及び過去作の技が使用可能」について

あなたの推しポケモンを優遇する措置であり、パーティの先頭にいる任意の一種族は複数体パーティに投入可能、かつ過去作の技を使用可能とします。
任意の一種族とは「一つの図鑑ナンバーで定められた種族」を指し、フォルムチェンジやリージョンフォーム、性別による姿の違いを含みます。
すなわち、
・あなたの推しがサンダーで「物理受けサンダーと珠サンダー同時投入してェ~!」と思っていた場合、両方投入していただいて大丈夫です。
・あなたの推しがファイヤーで「原種ファイヤーとガラルファイヤー同時投入してェ~!」と思っていた場合、両方投入していただいて大丈夫です。
・あなたの推しがニャオニクスニャオニクスニャオニクス同時投入してェ~!」と思っていた場合、両方投入していただいて大丈夫です。
・あなたの推しがロトムヒートロトムウォッシュロトムスピンロトム同時投入してェ~!」と思っていた場合、全て投入していただいて大丈夫です。
・あなたの推しがマッギョで、「俺の統一パを披露してェ~!」と思っていた場合、マッギョシックスを組んでいただいて大丈夫です。
(どうしてもデスカーンとデスバーンをそれぞれ2体ずつ投入したい等の場合はご相談ください)

また、先頭に置かれた種族であれば、過去作の技を使用可能とし、
電光石火リザードン、カウンターフーディン、カウンターラッキー、岩砕きサンダー、噴火ヒードラン、吠えるフシギバナ、金属音サンダー、リフレクターサンダー、毒々ヒードラン、羽休めトゲキッス、つつくマンムー、毒々サンダー、つばめ返しガブリアスミラーコートフリーザー、電磁浮遊ギルガルド、吠えるサンダー、アシッドボムドククラゲ、羽休めハッサム、吠えるラグラージ、剣の舞&バトンタッチヌケニン、毒々ドククラゲ…等を使用可能とします。
(参加者の背景調査などは行いませんので、「いや俺は今日突然ヒードラン推しになったんだが??????臆病噴火ヒードランサイコーーー!!!!」という方もどうぞお気兼ねなくご参加ください)

景品

任意のオシャボを一つ差し上げます。

お願い

ルールを順守するようお願いします。(道具の重複、禁止級ポケモン幻のポケモンでの参加等はおやめください)
また動画配信等については制限いたしませんが、対戦相手の方への暴言や中傷、嫌がらせ、過度の煽りなどはおやめください。

ポケモンSVは星を追う物語なのではないか。

よろしければシビルドン問題の訂正記事にもお目通しください。
no146-moltres.hatenadiary.com
この記事を読むことで私の立てる推論には何の信憑性もないことがお分かりいただけます。

オモダカさんの手袋

SVの新情報が発表されましたね。
色々と気になる話はあったのですが、個人的に一番ビビッと来たのは、オモダカさん手袋のデザインについてでした。
 
一見すると瞳のある星のようなデザインに見え、ツイッターの方で検索してみますと、「宗教家みたいで怖い」「ゲーチスのアレを思い出す」「多分ラスボス」「怪しい」「前作のリーグ委員長があれだったんだからこいつも多分裏切る」などと言われているのですが、
しかし私にはわかった、あれは羅針盤と星(または太陽)を意味するシンボルです。

ジムを運営しているポケモンリーグの委員長であり、チャンピオンランクで最も実力のある強者として君臨しています。ポケモントレーナーなら誰もが憧れる人物で、物腰柔らかながら、威風堂々とした人物です。ポケモンリーグを制覇する、類い稀な若き才能を探しているようです。

オモダカさんはこのように紹介されており、つまるところ彼女はパルデアポケモンリーグの頂点です。
「リーグ委員長でありつつチャンピオンランク最強の実力者でもありトレーナーの誰もが憧れる強さを持つ」というのはポケモンリーグ関係の全ての栄光を手にしていると言っても過言ではなく(個々の技能の優劣は定かでないにしても、彼女と比べればダンデやマスタード、ピオニーですら「強いだけ」、ローズですら「偉いだけ」です)、
絶対的なリーダーであり、一人で何でもできます。
しかし彼女はポケモンリーグを制覇する、類い稀な若き才能を探している。
自分が最強なだけではダメ
なのです。
ククイ博士がチャンピオン誕生の場としてポケモンリーグを作っていた側面があったり、ダンデが主人公を推薦し最後自らを打ち破った事を喜んだり、「次世代」というのはSM以来結構言われるようになってきた概念ですが、多分彼女も次世代が欲しい。

私がオモダカさんを見て一番最初に思ったのは「ゴジカさんみたいだな」(あと電波そうだな)という事ですが、これはつまり宇宙属性を感じたという事です。

まあ実際にはそこまで似てないのですが、この意見は数多く、重なるイメージがある事は間違っていないのでしょう。
彼女のデザインは宇宙です。ならば手袋のトゲトゲは星でしょう。
そしてあの目と言われるパーツは、見ればわかる事ですが、方位磁石でもある。(回転する磁石の下に北を合わせた時の方位を示すトゲトゲがあるので方位磁石はああいう形になる)
 
つまり彼女の求めるものとは導きとしての星や太陽、新しいリーダーなのではないでしょうか。*1
であればこそ、その人は「類い稀若き才能」である必要があるのです。

スター団


SVにおける悪の組織というか、敵対組織は「スター団」を名乗っているそうです。

学校のやんちゃな生徒たちが結成した「スター団」。彼らは学校の風紀を乱したり、強引な勧誘をしたり、周囲に迷惑をかけたりしています。授業にもまともに参加しておらず、学校の先生たちも頭を抱えているようです。

彼らも「スター」にこだわりがある。
子供のやんちゃですから、彼らの言うスターとは青春の輝きみたいなものだと思うのですが、
つまり追う側にせよ追われる側にせよ、「追い求めるに値する輝き」が通底するテーマになるのでは…?

輝きとは何か


今思い出したのですがネモも「行きたいところに行ってやりたいことをやっちゃえ!」という発言をしていましたし光るもの=憧れを目指して走っていく事が重要という奴な気がする。

てか今見たら公式サイトの背景も方位シンボルだわ。
SVのテーマは「追うに値する憧れ」ですね対戦ありがとうございました。
星を追う物語というか、輝きを追う物語。そういえば宝石は輝くものの筆頭じゃんこれだわ。
もし間違っていたらワルダックのヘリを爆破しても構わないよ。




レコンキスタ?知らんな。
世界史は取ってないんでね。

*1:まあ単にリーダーとしての自負の表れであり、それはそれとして挑戦者が欲しいだけの可能性もありますが…

ポケモンSVにおけるシビルドンの戦闘時ポージングについて

【要約】
シビルドンが先日のポケモンプレゼンツで見せていた地上でのモーションはポケパルレなどで見ることができたモーションと同じであり、冬の新作においてシビルドンが戦闘時地上型の待機モーションを取るかはわかりません。
精査せずに真偽不明の情報を拡散させてしまい申し訳ありませんでした。

経緯


先日のポケモンプレゼンツにおいてシビルドンが普通に立っているシーンがあった事に気づいた私は


このようなツイートをし、ツイートはバズりました。
しかしその結果、「シビルドン3DS本編においてパルレ等で接地しており、PVで登場したシーンも明らかに非戦闘画面だったのだから、シビルドンが吹き流しでなくなった保証はないのではないか」という突っ込みをいくつかいただき、
現在は私自身「確かに」「軽率だったかも」「よくなかったかも」と思っています。
ただ明らかな虚偽・誤情報を流したというわけではないし、ぶっちゃけ合っている可能性もあるのでなんかこう…平謝りするという選択も今のところちょっと納得がいかねえ…。
と思っていたのですが(二転三転)どうも色々検証してみたところ旗色が悪そうでありここは殊勝に謝っておいた方がよさそうです。嘘、普通に失敗だったなと思っています。
精査せずに真偽不明の情報を拡散させてしまい申し訳ありませんでした。

シビルドンがPVで見せたモーションはパルレのモーションと同じなのか?


検証しましたが同じでした。

何故あのようなツイートをしたのか

私自身は、シビルドンは(かっこよかったし技範囲が広いので)好きではありますがコアなファンというわけではなく私のシビルドンへの認識はこの程度 *1)、
あのツイートはポケモンたちのグラフィック全般に関しての私固有の「やったぜ」という感情から発せられたものです。
元々私は3DS以降の立体モデルに結構不満がある側のトレーナーであり、

XY以降の吹き流しみたいなシビルドンについては特に「ええ…」と思っていた他*2ポケモン全国図鑑proにおいてシビルドンは普通に接地していてチョーかっこよかったことを把握していたので、3DS以降の立体モデルに対する不満の代表格としてシビルドンを度々槍玉にあげていました。


宙吊り族として知られるエアームド等にも割とはっきり不満を抱いており*3*4立体図鑑の出来を考えれば開発はもっとかっこいい姿でポケモンを表現できたのに、やらなかったのだと考えていた形です。
一度登場したモデルは労力的に考えて、以後*5永遠に使いまわされるだろうなと思っていた、
つまり基本となる待機モーションや攻撃モーションが変わる可能性はほぼ無いのだろうなと渋々諦めていた事もあり、この不満は強いものでした。*6

しかしながら、最新作であるLEGENDSアルセウスにおいては、ポケモンたちの中には待機モーションや攻撃モーション、移動モーション、登場モーションが変更されたものが多数登場しています。
アルセウスのゲームシステム的に剣盾の連れ歩きの性能で飛ばれると困るため移動方法が歩行だけになったガブリアスのような「絞る」方向性のものもいますが、
移動時が浮遊型で戦闘時が地上型だったところを、移動モーションはそのままに戦闘時の待機モーションを浮遊型に変更、さらに特殊・物理技双方のモーションが変更されたフーディンや、


本来は地上型のポケモンでありつつも設定的に飛行能力を有することから、新たに水上時でのみ使用する飛行型の戦闘モーションを与えられたジュナイパーのような例もあります。

もともと全地形に対応できる浮遊移動だった上あらゆる瞬間に接地する事が無かった、つまりアルセウス出演のためにモーションを弄る必要が一切なかったレアコイルも、新たに登場モーションや技モーションを与えられているようです。*7

これらの事から、私は最近では「現在の開発は以前と異なりポケモンそれぞれのグラフィックの見直しに熱心なのではないか」と考えており、そこであのシビルドンを見たため、「シビルドンが地上にいる!!!グラフィック見直されたな!!!神!!!」と脊髄反射であのツイートを投稿してしまった形でした。
しかしながら、シビルドンが過去にもパルレで接地していたであろうことは想像できてよかったため*8、その判断は明らかに軽率であり、多くの方に「シビルドンの戦闘待機モーションは間違いなく変更された」という誤解を与えてしまった可能性については、良くなかったなと思っています。申し訳ないです。
まあ仮にあれが3RTとか行って300RTとかで終わっていれば別にどうでもよかったし、実際そのくらいの日頃している与太話とか「パルデアヌオーヤバいのではw?」みたいな話くらいの軽い気持ちで投稿した訳ですが、あのツイートは想像を遥かに超えて爆発的に伸びてしまいこのような事になりました。とはいえその事自体、話題とアカウントの規模*9からドカンと行く可能性は結構あったわけで、私の軽率には変わらないんですよね。

ぶっちゃけシビルドンは立つ可能性あると思う

でもよ、正直シビルドン意外と立つんじゃねえかな。
まあこの記事書き始めた時は「まあそうだよなー、立たないよなー」とか思ってたんですが、諸々考えてみると絶対立つとは言えませんが絶対立たないとも言えなさそうです。
…と思ってたんですがでもやっぱり立たないかも。

最近は普通に待機ポーズが変わる

アルセウスではフーディンが戦闘時浮くようになりモーションが新しくなったように、シビルドンもS字型の待機モーションになって新しいモーションを作られる可能性は普通にあります。
私がフーディンくらいしか識別できないだけで多分フーディン以外にも待機モーションが変わってる奴はいるはず。ペラップも接地型だったのにアルセウスで浮いてたか。ファイヤーだったら全部見分けられるんだけどな
ポーズはともかくモーション作るのは労力が甚大だからやらないのでは?という意見もありますが、アルセウスではやっていた他、メザスタでは普通に着地モーションから技を出しているらしく、なんか使い回しが効くとの説もあります。*10 *11
youtu.be
(時間指定になっており、Z技を使う場面を見ることができます)

言うて基本は使い回し




PVで見られたハッサムのシザークロスと原種ウインディの火炎放射は昔のモーションと同じです。

特にハッサムは剣盾アルセウス双方に出演していたものの選ばれた待機モーションは剣盾側のものでした。
(レジェアルハッサムは常時微妙に浮いており、そのため羽が高速で動いているのが特徴であるものの、PVのハッサムは接地しており羽ばたいてもいなかった)
ここから考えると普通に使い回しである可能性は高いですね。

言うて今のゲーフリがそんなだまし討ちみたいな事する?

シビルドン吹き流し問題はゲーフリだって知らないはずがなく、その上でチラ見せしてきたのだから意図したものなのでは?
おはんらゲーフリを信じられんのか?

???「PWTでファイヤーににらみつけるさせたら面白いやろw」
???「俺とフライゴンのコンビにはうまく使えないみたいだからな…」
???(さも全種族登場するかのような剣盾のCM)

僕が間違っていました。

チルタリスは浮いていた


www.youtube.com
言われている通りあの画面は明らかに非戦闘シーンですが、パルレモーションが地上型で待機モーション・戦闘モーションが飛行型だったチルタリスは普通に浮いていました。
ならばあそこに映っていたのは「触れ合いモーション」ではなく「普通の待機モーション」なのでは?
それならシビルドンは浮きそうですが…。

とはいえチルタリスはキャンプでは話しかけられると着地するので、単に動作が二段階に分かれてるタイプだからその時は着地を見せていなかっただけなのかもしれません。
あと剣盾だとフーディンは移動モーションでは浮いており戦闘になると着地していたので、

シビルドンにおいても、移動モーションで立っている事が必ずしも戦闘でも立っている事を保証しない…といった部分はありそうです。

GOでは連れ歩きがあるのでは?

G O だ と 移 動 中 だ け 浮 い て い る ら し い 。
記事を書き終えるタイミングで知りました、知りたくなかった…。
…これですかね…。

結論

恐らく技術・労力的には、シビルドンを立たせて戦闘モーションを差し替える事にはそう高いハードルはなさそうです。
しかし、SVのポージング・モーションは現状ほぼ剣盾やGOの使い回しであると考えられるため、SVでもシビルドンはUSM以前やGOと同様戦闘は吹き流し状態で行う可能性が高そうだと言えます。
よって私のツイートは先走った不正確な情報であったと言えるでしょう。
精査せずに真偽不明の情報を拡散し、結果多くの方に不確実な期待を抱かせてしまい申し訳ありませんでした。

*1:第五~第六世代でダブルで使っていた

*2:スクショ撮るために何年かぶりに育てなおしたら言うほど悪くない気はしましたが、とにかく昔は思っていた

*3:技モーションは好き

*4:推しであるファイヤーも常時空中で戦っている事には正直なところ不満があり、地上で戦う姿もまた見せて欲しいなと思っていました。まあファイヤーに関しては地上と空中とを選べて欲しいという感じですが

*5:ハードに合わせた画質向上や多少の汎用モーション追加などの措置を除いて

*6:一方的にわかった気になって不満を抱いてるんだから勝手なもの

*7:アルセウスでのレアコイル登場モーションは剣盾での先発出し、交代出し、連れ歩き先発出しのどれとも異なります。目つきと磁石の向きを見るとわかりやすいかも

*8:シビルドンのパルレは印象に残っていないかやった事自体無いですが、エアームド等はやったことがあったし、そもそもファイヤーがパルレでは接地するので容易に想像はできた

*9:大きいわけではないが、全く小さいと油断するのはよろしくなかった

*10:私は効かないものだと思ってましたが言うほど無理でもないらしいです。すごいね

*11:メザスタモーションは全国図鑑proの使い回しのようです

ガラルフリーザーの「脚」と「翼」を考える


フリーザーのリージョンフォームとされるポケモン、いわゆるガラルフリーザーの姿を目にした時、誰もが一度は気になるのがガラルフリーザーの脚は変であるという事だろう。[要出典][誰によって?]

脚部を持ち、滑空でない方法で宙に浮いているタイプの飛行ポケモンでは、基本的に脚は「構え」の状態にあるのが普通であり、

グライダー型の滑空を行った状態を待機状態とするいわゆる「宙吊り族」においても、大抵の場合脚は邪魔にならないよう「流されて」いることが大半である。

しかるに、ガラルフリーザーの脚部は脱力してだらんとぶら下がっているのだ。これは非常に異質な事だと言えよう。

この違和感を生み出している原因はやはりガラルフリーザーの飛行形態にあるのだろう。
さる発表ではガラルフリーザーは「性格は冷淡で冷徹ですが、立ち振る舞いは上品で、常にサイコパワーを使って宙に浮かんでおり、羽ばたくことはほとんどない。」と解説されている。
その発表と異様な佇まいからわかるようにガラルフリーザーはそもそも浮くために翼を使っておらず、その浮遊能力はあくまでテレキネシスに依る部分が大きいため(それが「飛行」でも「滑空」でもないために)、力んでおく必要などなく脚は脱力したままでよいのだ。
移動時は流石に翼を広げ脚も流しているがこれも恐らく「有利な形状になっている」だけであり、ガラルフリーザーは鳥らしい風を受けての飛行なり滑空なりを行っているわけではないと考えられるだろう。

実際ガラルフリーザーの飛行時の音はファイヤーや原種サンダー、原種フリーザーなどの「羽音」ではなく、ロトムなどのテレキネシスポルターガイスト系の移動音である他、脚の流し方も他の鳥ポケモンと比べると異質なように思える。

さて、どうやらガラルフリーザーは着地することがない。

観察された限り、ガラルフリーザーが脚を用いるのは物理的に相手を攻撃する場面のみであった。
また、先述の発表やガラル地方のポケモン図鑑によれば翼も「サイコパワーを込めた羽を飛ばす」という攻撃手段のために使われる事が多いようだ。

これらの事はガラルフリーザーは結局その「鳥」の身体を通常の活動のためにはほとんど使っていない可能性があるという事を示している。
すなわち、(ただ行動する上では)強力なサイコパワーを持つガラルフリーザーにとって脚も翼も別に必要なものではなく、ガラルフリーザーが父祖から引き継いだ「鳥」の見た目は、現在ではもっぱら戦いの道具としてあるのではないだろうか?

フリーザー使い友の会博士のパソコンに残っていたメモだ。
このメモを作成した後博士は再びカンムリ雪原に出発し、
以後今日に至るまでその消息は掴めていない。







ポケモン週末レポート投稿したやつです。
例によって「ありそう」感を意識しています。
私はこの話において「フリーザーの翼は退化の過程にあるくらいではないか」「飛行時の翼はパワーを節約するための補助輪*1」と考えたのですが、つきのはさんという方が似たような、でも部分的に違うような面白い解釈をしておられ、ビビっと来ましたので無許可引用いたします。


実体のない翼というのは媒体によってはファイヤーも半ばやっている節があり、翼を使わない鳥としてはガラルサンダーが(陸鳥ですが)存在するわけですが、ガラルサンダーくらいの羽で空を飛ぶ鳥ポケモンが生まれたら、それはかなり異質で面白いと思います。
100年くらいあとの新作なら見れそう。(1000年先…!?)



これはファイヤーとファイヤーの間に割り込もうとする悪いオタクのフリーザー。

*1:=「通常の活動」に渡りは含まない

「伝説の鳥ポケモン」とは何か~ファイヤーは既に進化したポケモンである~

www.youtube.com
※当記事は筆者がリモートポケモン学会で行ったプレゼンの文字起こしというか、プレゼン台本を多少整えたものです。
人の声あんま聞きたくない方、聞くのでなく自分のペースで読みたい方、そもそも私の声がキツい方向けに用意しましたが、元々は「視聴」する事を前提として作成したものですのでご了承ください(内容的には同等です)




皆さんこんにちは、初めまして。
ファイヤー使い友の会と申します。
今回はファイヤー、及びファイヤーが属する伝説の鳥ポケモンというグループ、ユニットについて述べさせていただきます。
よろしくお願いします。


まずは自己紹介ですね。
このファイヤー使い友の会という名前でツイッターYoutube、ブログなどで活動しております。
好きなポケモンは伝説の鳥の一角、炎の化身ファイヤーで、もう15年ほど推しているでしょうか。
普段はファイヤーを推すツイート・記事・育成論・動画等を投稿をしたり、ランクマッチや対戦会でファイヤーを活躍させたりしてその魅力・素晴らしさを広めることを目標に活動しています。
初代界隈だとちょっと有名な対戦環境がわかる動画も、私が作ったもので、あれはファイヤーの汚名返上を目的にVC版の初代対戦を始めた結果できたものですね。
まあ投稿物はファイヤー関係ないツイートとか、ファイヤーが主題で無い動画・記事が、プチバズする事の方が多いような気もしますがそれらも所詮ファイヤー布教に繋げるための、布石にすぎず、ファイヤーを推す事が私の活動目的です。

という事で今回はそうした活動の過程で得た知見をもとに
ファイヤーとはいかなるポケモンなのか、
その属する伝説の鳥とはいかなるグループなのかという事について述べたいと思います


皆さんは伝説のポケモン「ファイヤー」とは何なのか、
フリーザー、サンダー、ファイヤーが属する、「伝説の鳥ポケモン」、いわゆる「三鳥」というユニットについて
それがいかなるものかご存知でしょうか。
まあ私が知らないのだから誰も知るはずがないのですが
一見初代から登場する最初の伝説のポケモンなのだからわからいでかと思ってしまいそうですがこれが実は全くの謎となっております。
何が謎なのかと申しますと、どういうユニットなのかわからないし、ファイヤーサンダーフリーザーがそれぞれどういう存在なのかもよくわからないんですね。
という事でまずは「伝説の鳥ポケモン」とは伝説のポケモン達の中でどういう位置の存在なのかという事を考えてみましょう。


現在ではかなり増えており80種ほど確認されていますが、伝説のポケモン
ミュウやマギアナアルセウスといった「幻のポケモン」、
ルギア・ザシアン・ジガルデといった「禁止級伝説」と、
そしてファイヤー・ラティアス・レイスポスといった「準伝説」に大別され、
伝説の鳥ポケモンはその準伝説に含まれます。
ではその準伝説の中で伝説の鳥ポケモンはどこに含まれるのか?


ここでは準伝説ポケモンを見分けるために二つの分類方法を考えます
創造主が存在するか」と「ひとくみの伝説であるか」です。
これによってどのような存在なのか大まかな判別が可能になります。    

まず一つ目の分け方である創造主の有無についてですが、

準伝説ポケモンには、
ホウオウによって再生し伝説のポケモンとなったスイクンらいわゆる三犬や、
アルセウスによる創造の一環で誕生したアグノムらいわゆるUMA
ルナアーラないしはソルガレオによって力を得たカプコケコらいわゆるカプしんなど
その存在を作り出したいわば「創造主」を持つ準伝説というものがいます。


創造主を持つ準伝説はそれがどのようなポケモンであるかは明らかです。
三犬はそれぞれが再生の原因となった火災を引き起こした落雷の電気、火災の炎、火災を消し止めた雨の水の力を与えられており、同じ焼けた塔の地下に集い、同じようにジョウトを駆け、特性は三匹ともプレッシャーか精神力。
また種族値(HPとか攻撃とか言われるポケモンのステータスを表す根本の数値です)はシャッフルの関係となっています。
UMAも与えられた通り記憶、感情、意思を司る力を持ち、タイプと特性はエスパー浮遊で共通、三匹の力を抽出して造られた赤い鎖を用いたり、あるいは三匹の総がかりとすることでディアルガパルキアどちらか一匹と対等の力を発揮する事ができ、外見的にも、二本の尻尾と額の宝石が共通しています。
カプ神も共通してフィールドを変化させるいわゆるメイカー特性を持ち、皆フェアリータイプで、自然の怒りという、このグループだけの専用技を共有し、それぞれがメレメレ・アーカラ・ウラウラ・ポニの守り神としてその島に生きるポケモンや人間達を見守っています。
これらは総じて生み出された通りの性質を持ったポケモンであり、生み出された通りの目的で存在し、創造主が同じであるがゆえに同じような姿を持っているわけですね。


一方創造主を持たない準伝説ポケモンにはそういった存在目的が無く、生き物としての来歴は謎です。
純粋に進化…生物的な進化によって現在の姿と能力を獲得していると考えられるわけですね。
「自然界出身の準伝説」と言えます。
特に伝説の鳥ポケモンリージョンフォームが存在するため、純粋に自然淘汰から生まれ出た種族である可能性は高いでしょう。


そして二つ目の分け方ですが、準伝説は創造主の有無と別に、「一組の伝説」であるかどうかという点でも分類ができます。
つまり三鳥などのように何匹かのグループであるものと、
ヒードランやウーラオスのように、別段何かと組んでいるわけではなく単体で存在する「単独の伝説」で区別できるわけです。
単独の伝説と比べた一組の伝説の特徴として、まあ上下関係がある場合もありますがそれぞれが大体同等の力を持っており姿や特徴が似ていたり、お互いが関わって何かしらの出来事を起こしたというエピソードを持っていたりする事が挙げられます。
先程自然界出身の準伝説は生き物としての来歴が謎であると述べましたが、この点から探る事を考えましょう


いくつか自然界出身の一組の伝説の例を挙げますが、
テラキオンビリジオンコバルオンらいわゆる三闘神には3匹で結束し人間に立ち向かった伝説がありますし、聖なる剣は元々このグループだけの専用技でした。
三匹はケルディオを一緒に育ててもいて、実際ガラル地方では3匹の存在によってケルディオが姿を現した事例もあります。
ラティオスラティアスも明らかに同種族ですよね。片方のためにもう一方が人間に救いを求めた事例がありますし、メガシンカした姿は瓜二つで、どちらも心の雫に対応しています。
トルネロスボルトロスランドロス・ラブトロスらいわゆるコピペロスも春夏秋冬をそれぞれ司り、特異な見た目も似ていますね。格上のランドロスにはトルネロスボルトロスをいさめるという伝説があり、ボルトロストルネロスが揃う事でランドロスが現れた事例なんかもあります。また写し鏡を共有しており、それで変化する化身フォルムと霊獣フォルムという二つの姿を持つ事から生き物としての性質が同じで恐らく同根であろうという事も言えます。

このように一組の伝説は、それらがどういう関係性で結ばれているかとかどういう組であるかを示す出来事や記録があります。
では伝説の鳥ポケモンの場合はどうでしょうか?
これまでにどのような共通エピソードや接点が確認されているのでしょうか?

そんなものはない。
実は伝説の鳥ポケモンは確認された限りお互いに何の接点も持っておらず、会った事さえないし共通する伝説もありません。
関係性を示唆する図鑑説明や文献すらもないのです。
各地方の図鑑説明の要点を纏めましたが、



といった感じで、お互いの存在には全く触れていません。
フリーザーは凍死の見物が趣味とかファイヤーは遭難者を助けた事があるよとか、サンダーは羽がバチバチ鳴るよとかそういう個々の説明しかないです。
これは、それこそヒードランとかウーラオスとかに近い感じですね。
火山のほらあなに生息していて十字の爪を食い込ませ壁や天井をはい回るとか、遠い地方の山岳地帯に暮らしていて断崖絶壁を走り足腰を鍛えて技を磨いてるといった説明と大差ない、「生態説明」です。

つまりフリーザー、サンダー、ファイヤーはそれぞれが勝手に伝説のポケモンをやっているだけで実体としては単体の伝説のポケモンに近い存在であると見なせるでしょう。
伝説の鳥ポケモン」とは伝説の鳥が形式上属しているだけのユニットで実体は無いとも言えます。

「そうは言っても同じ飛行タイプの鳥ポケモンで渡りをして特性も全員プレッシャーなんだからやはり関係は明らかなのでは」という声もありそうですが、
伝説のポケモンの関係性を判別する上でタイプと行動パターンの一致というのはさほど当てになりません。

タイプと特性と行動パターンが同じという程度なら、エムリットクレセリアだってお互いエスパー浮遊でシンオウ中を飛び回りますが、実際には何の関係もないとされるわけで、
共通点としては弱いんですね。

ちなみに関係性の判定の上であまり役に立たないものとしてはもう一つ種族値というのもあります。

先程の例だとエムリットクレセリアはそもそも合計種族値が違うのでこの点から別種だと決めたくなるのですが、

トルネロスボルトロス、ラブトロス、ランドロスなんかはランドロスだけ種族値が上ですし、

現在では種族値的に対等とされるフリーザー、サンダー、ファイヤーも過去には数値面ではファイヤーが最強とされていました。

合計と分配が同じで並びだけが異なるいわゆるシャッフルの関係というのも、
関係性の補強程度には使えますが絶対ではなく、

例えば三犬、ラティ系、カプ神はシャッフルの関係にありますが、

ミュウツー・ルギア・ホウオウもシャッフルの関係にあり、ミュウツーとホウオウなんて明らかに関係がないわけですね。

トルネロスボルトロスのように合計・配分・並びの全てが完全に一致しているなら流石に関係を認めていいだろうと思っても、

これすらリザードンバクフーンのように特に関係が無さそうなポケモン同士で一緒だったりしますから、種族値は関係性を読み解く上でそこまで役に立たず、基本的にあてにしてはいけないという事が言えます。

三鳥に当てはめますと、ファイヤーとサンダーは種族値がシャッフルなのに対してフリーザーだけは似ているもののシャッフルになっていないわけですが、

これとて関係性の有無を断定したり、ファイヤーとサンダーの関係はフリーザーに対するそれよりも近いとか述べる材料にはならないという事ですね。
総じて、三鳥の間に関係性と呼べる確固たる何かは確認されていないという事です。


まあ強いて言うならシャドーという組織の総帥、デスゴルド氏がダークポケモン化したファイヤー・サンダー・フリーザーを一緒に手持ちにしていた事はありますが、

これはこれで同じトレーナーに使われていた程度の事を絆と見なしていいのかという問題が出て来ます。
これを認めるなら同時にパーティに投入されていたサイドン・ナッシー・ケンタロスの間にも何かの絆があると認めなければならなくなってしまい、もちろん彼らに何の接点も無いわけで、

結局これも意味のある共通点ではないと言わざるを得ないでしょう


しかしでは、三匹の間には具体的な関係が無いのでしょうか?
もちろんそんな事はありません。
見えない所に共通点があるのだと私は考えます。
三匹の関係を解き明かすその鍵がこれです。

有名な話ですが、かつて三匹の伝説の鳥ポケモンがレベル51でにらみつける、かみなり、吹雪を覚えたという事例がありました。
ファイヤーだけがにらみつけるを覚えたという事は30年近くたってもネタにされている有様ですが。しかしこれこそがヒントになります。
ファイヤーのにらみつけるが浮いていたのは、伝説のポケモンがレベル51で基本的な補助技を覚えたからというだけでなく、同じレベル51でサンダーが雷を、フリーザーが吹雪を覚えたからです。
「ファイヤーはレベル51で大文字か火炎放射を覚えるべきだった」という結論は他の二匹の技習得から導かれた結果に過ぎません。
その前提には「三匹の技習得は足並みが揃っているべきだ」という認識があり、実際フリーザーとサンダーはまずまず足並みが揃っていました。
そうなのです、現代においてもファイヤー、サンダー、フリーザーはレベルアップによる技習得のタイミングが同じであり、その内容も似通っています。

(ちなみに背景がピンクで黒太字のところが完全に一致している部分で、赤字になっているところが性能的に同等の別の技を覚えている部分です。レベル10で神秘の守り、光の壁、リフレクターを分け合っている以外、レベル5の火の粉、電気ショック、粉雪など基本的にはタイプによって分かれていますね。まあ細かい内容は把握しなくてよいのでピンク背景の数にだけ注目していただければとおもいます)

こうした共通性はイーブイのタイプが分かれる分岐進化や、サンド辺りのタイプがごそっと入れ替わるリージョンフォームによく見られる傾向ですね。
つまり三鳥の関係とは恐らく分岐進化やリージョンフォームに近いのではないか、と言えるわけです。


この判別法はかなり正確性が高く、見た目にはほとんど別物に思えるサクラビスハンテールやニャイキング・ペルシアンなんかでもこの法則によって同族であると見分ける事ができます。

特にニャース族の場合、原種ペルシアンアローラペルシアンは同じ四つ足の猫型という見た目が似ているように技も似ているのに対し、外見が大幅に違い種族名も変わるニャイキングは技の類似性もまた損なわれている事がわかります。
つまり種族としてペルシアン同士は近いけれどニャイキングはもう少し遠い関係にあるという事ですね。
しかし同時に彼らが全くの他人ではないという事も読み取れます。

また逆に関係ないポケモン同士を違うと教えてくれるのもこの判別法のいい所で、先程のエムリットクレセリアはこれで見れば技習得レベルから内容まで全くの別物ですし、

種族値や特性・扱う技が似ているという事で良く並べられるカイロスヘラクロスなんかもお互い種族としては特に関係がない事がわかります。

つまり直接にはお互い何の接点も無いという表面的な無関係さに反して、三匹が同族である事はほぼ間違いないと言えるわけです。

同族でありつつもお互いに生息域が違い、タイプで技を分け合っているのは分岐進化やリージョンフォームにありがちな傾向ですから、恐らく三鳥は同じポケモンから分岐した「だけ」の関係なのではないかと考えられます。

さて分岐したと言ってもどのような分岐が起こったのかは謎ですので、これも考えていきましょう。

ここでは共通の祖先からフリーザー族・サンダー族・ファイヤー族に分化独立した、ファイヤーの子は常にファイヤーであるという共通祖先説と、
三鳥には共通の進化前…見えないイーブイが存在し、そこからフリーザー・サンダー・ファイヤーへと分岐進化している、次世代ではまたイーブイに相当する進化前が生まれてくるのだという共通進化前説の二つを考えます。


ここで重要になるのが伝説の鳥のリージョンフォームの存在ですね。
ガラルの姿と言われるファイヤー、サンダー、フリーザー。
本当にリージョンか怪しまれていますが、これらを再度先程のレベル技分類法で調べてみるとこのようになります。

・3種6匹の伝説の鳥に共通する技はレベル20の高速移動とレベル25の原子の力の2個、タイプ違いの同等の技を含めてもレベル5、10、45の三つが増えて5個止まりです。
次にカントーの伝説の鳥に共通する技は、緑背景の部分が追加されて3個、タイプ違いを含めると7個になります。
大してファイヤー同士で共通する技はなんと10個、タイプ違いを含めると12個。
・サンダー同士で共通する技は7個、タイプ違いを含めると9個。
フリーザー同士で共通する技も7個、タイプ違いを含めると9個となっています。
これはつまり、伝説の鳥としての共通点というものは間違いなくあるが、それ以上にファイヤー同士、サンダー同士、フリーザー同士の関係の方がより強いという事ですね。
ファイヤー同士、サンダー同士、フリーザー同士の種族的な距離はファイヤーとサンダーとフリーザーよりもより近いものであると言ったほうが適切かもしれません。


またレベル1の技を見て頂きたいのですが、ファイヤー、サンダー、フリーザーはそれぞれ基本技を共有していません。ファイヤー同士が風起こしにらみつけるで共通、サンダーがつつくが共通で電磁波または気合い溜め、フリーザーが風起こしが共通で白い霧またはサイコシフトという風にバラけています。
これはポケモン的な意味での分岐進化型ではありえない事ですね。
シャワーズもエーフィもニンフィアイーブイの基本技である体当たりを思い出す事ができるように進化前ポケモンを共有しているなら三種六匹に共通する技が一つはあっていいはずなのに、無い。
これらのことは三鳥に共通の進化前というものは存在しないという事を示しています。イーブイはいないという事です。


種族的な近さを見分ける方法としてもう一つキャンプ判定法というものを出しておきましょう。
同じ種族のポケモンを三匹以上キャンプに連れて行くと「仲間がいっぱいで嬉しそう」という反応を示すため、
これによって同種を判別する方法です。
ここではニャースを用います。

原種ニャース三匹でキャンプを開きますと、「仲間がいっぱいで嬉しそう!」という反応を示します。かわいいですね。

そしてこのニャースの内二匹をアローラニャースとガラルニャースにしてもやはり「仲間がいっぱいで嬉しそう」!という反応を示します。生まれが違っても私達は仲間。
つまりニャース同士はニャース視点で同種という事ですね。
で、これを進化させてみますと、

原種ペルシアン三匹の場合、当然「仲間がいっぱいで嬉しそう」!

さらにこのうち二匹をアローラペルシアンに変えてもやはり「仲間がいっぱいで嬉しそう」!色が違っても俺達は仲間だ。

ではさらにアローラペルシアンを一匹ニャイキングにするとどうなるか。

反応が無くなります。
お前は仲間ではない。
つまりリージョン以上に距離が離れてしまうと、仲間判定から外れてしまうという事です。

これが伝説の鳥にも適用できます。

ファイヤーは、サンダーやフリーザーと同じキャンプに入れられた場合仲間と見なしませんが、ファイヤーとガラルファイヤーのキャンプの場合、仲間がいっぱいで嬉しそうという反応を示すのです。
ファイヤー視点では、他のリージョンのファイヤーの方がサンダーやフリーザーよりも近い距離にあるという事の裏付けですね。
まとめると、
ファイヤー、サンダー、フリーザーは祖先を共有する同族ではあるが共通の進化前なんてものはいないし、お互いの間にはやはり距離がある。
一方ファイヤー同士、サンダー同士、フリーザー同士の場合は基本技が共通していて、お互いは同種と見なされる。
ということですね。
これらの事は悪タイプと炎タイプのファイヤーはやはりほぼ間違いなくリージョンフォームの関係にあり、そのリージョン分岐は伝説の鳥ポケモンがファイヤー、サンダー、フリーザーに分岐した「後」に起こったという事を示しています。
つまり共通祖先の段階で分岐したわけではない。
ファイヤー、サンダー、フリーザーはそれぞれが一種族でありファイヤーはファイヤーとして、サンダーはサンダーとして、フリーザーはフリーザーとしてリージョンフォームした。
であればこう結ぶことができます。

ファイヤーは既に進化したポケモン種族である。



まあ言ってしまえば三鳥はヤナップバオップヒヤップみたいなものなんでしょうね。
この三系統はお互いに非常に似ていますし種族値は完全に同一、特性もタイプに対応したものであるという点以外同一で技習得のパターンも同じですが、図鑑ではお互いへの言及は無いですし、タマゴグループは同じ陸上であるものの、かけ合わせた時生まれてくるのは常にメス側の子です。
多分この三匹のポケモンも同じ祖先を共有しているのでしょう。
恐らくは草炎水三つのタイプの技を使いこなす猿ポケモンワザップなんかが存在するんじゃないでしょうか。

さて、三鳥の共通祖先からファイヤー種族が生じ、炎タイプのファイヤーと悪タイプのファイヤーがリージョンフォームの関係にある事はわかりましたが、そのどちらが原種なのかは実際の所不明ですから、そこに触れておこうと思います。
これについては、


ファイヤー種族成立後誕生した始祖ファイヤーからさらに分化が起こったという始祖ファイヤー説
ファイヤー種族はポケモン的な意味での進化をする種族でありファイヤーとガラルファイヤーの前に例によって見えないイーブイ、小鳥ファイヤーが存在するという分岐進化説
それから単純に三鳥祖先から分岐した時点で、炎タイプか悪タイプのファイヤーとなっていてその後もう一方にリージョンしたという先天リージョン説の三つが考えられます。


この場合熱風という技から考えると簡単ですね。
ガラルファイヤーは熱風を覚える事ができません。

しかし本来、特に真ん中の奴が有名ですが、熱風は羽ばたく翼のある鳥ポケモンならほとんど誰でも覚える事ができる技です。
ここに示したピジョット、サンダー、アーケオスはそれぞれ特殊な能力を持たない序盤鳥、炎ではなく電気タイプを司る伝説の鳥ポケモン、始祖鳥ですが皆熱風を覚える事ができます。何ならポッポですら覚えられる。
むしろ翼を持ちながら熱風を覚えないポケモン方がレアで、
覚えられないのは大抵の場合相反する属性を持つポケモンになります。

ここに示したフリーザー、エアームド、ルギアは翼を持つ鳥系ポケモンでありながら熱風を覚えませんが、
これは炎と共存できない氷タイプ、鋼タイプ、そして海底で暮らすいわば海属性を持っているためだと考えられます。
翼を持つ鳥なら熱風は普通覚えられ、覚えないのは理由があるから。

この原理は腕があるポケモンは殆どが炎のパンチを覚えられ、原種バリヤードもその例に漏れないものの、氷タイプのガラルバリヤードは炎のパンチを覚えられない、みたいなものですね。


しかし悪タイプは別に炎に対して相反する属性ではありません。ドンカラスバルジーナイベルタルも熱風は覚えます。
またサンダーの存在から三鳥として違う属性を司っている事は鳥ポケモンとして熱風を覚えない理由にならない事もわかるため、つまりガラルファイヤーにだけ熱風を覚えられない固有の事情があるという事になります。
ではそれは何か?

リージョンフォームのポケモンはタイプが変わり、これらはタイプ覚醒型リージョンフォームタイプ喪失型リージョンフォームの二つに分けることが可能です。覚醒型リージョンフォームはガラガラやナッシーのように何らかのタイプの因子が目覚めた事によってそれまでにあったタイプを押しのけて別のタイプになる変化で、例えばアローラガラガラはカラカラ時代の骨ブーメランや地震を扱えますし、アローラナッシーはドラゴンタイプに目覚めつつもサイコキネシストリックルームといったエスパー技をそのまま扱う事ができます。
逆に喪失型リージョンフォームはあるタイプを失ったが故に劣勢、潜性であった別のタイプが優勢、顕性となって目覚めるというパターンで、例えばアローラキュウコンは人間達と一緒にアローラにやって来たロコンがやがて雪山で暮らすようになってロコン自体が変化したものですから、原種が使えた大文字や火炎放射といった技が使えません。

多分ガラルファイヤーもこちらなのでしょう。
原種ファイヤーはガラルファイヤーに対して真に原種であり、その原因はどうあれその炎タイプを失ったからこそ、熱風が使えないのではないかと思います。
つまり、喪失型RFであり、先程の先天リージョンフォーム説ですね。
(これが後天的な変化であるなら、ポッポ段階に当たる進化前の時点では熱風を覚えられたはずでしょうから。)

ちなみに三鳥が喪失型リージョンフォームをしたという事の補強材料としてはフリーザー族の例も挙げられます。
適性の無い寒冷地にガラルフリーザーが自分から飛んでいき霰ダメージで死んでいったという話がよく聞かれますが、

あれも「原種」の方が真に原種なら、元となった原種フリーザーが雪山に棲んでいたため、ガラルフリーザーも冷たい土地に惹かれてしまっているのではないかなと考えられるわけです。
またガラルフリーザーも熱風を覚えませんが、これも氷タイプだった名残ではないかなと考えられます。


さてファイヤーが炎タイプを失ったが故に火炎放射も大文字も扱えないのだとして、
ではファイヤーは本当に熱風すらも覚えられないのでしょうか?
取り戻す事はできないのでしょうか?

これに関してガラルヒヒダルマについて興味深い事例があります。
ダルマッカ族は元々炎タイプであったものの、地殻変動によって生じた寒冷化に対し、炎袋を退化させることで適応したため
炎から氷タイプとなり、激しかった希少も穏やかとなって今のガラルヒヒダルマ
となったわけです。
が、そのガラルヒヒダルマの中には追い詰められた時怒りによって炎袋を復活させ一時的に氷・炎タイプとなるものがいます。

ダルマモードヒヒダルマですね。まあこの変身は無理があるらしく、やりすぎると自分の体をも溶かしてしまうのですが、とにかくヒヒダルマの場合、炎タイプは完全に失われたわけではないという事です。
また一見失われて見える炎タイプが比較的浅い所で眠っている事から、ガラルヒヒダルマは氷タイプながら「教われば」炎技の習得も可能となっています。
ファイヤーの炎タイプも、もしも眠っているものなら、その眠りがガラルヒヒダルマよりも深いものだとしても、何らかの方法で呼び覚ます事ができるのかもしれません。

それがうまくいけば、ファイヤーは熱風を覚える事ができるでしょう。
なんなら鬼火マジカルフレイム羽休めファイヤーの可能性もあるという事ですね。
まあこれは流石に難しいとしても、ファイヤーには進化していく可能性もまた秘められていると言えるでしょう。


という事でまとめです。
伝説の鳥ポケモン」は祖先を共有する自然界出身の伝説のポケモン達で、現在は、個々の独立した種族に進化しているのでお互いに直接的な接点はありません。
また、RFは伝説の鳥が「三鳥」に分岐した後に起こったもので、先に生まれたのは「原種」の方と考えられます。
ガラル三鳥は先天性のタイプ喪失型RFですが、他の例を考えるに原種の性質を取り戻す方法はあるかもしれない。


ファイヤーは既に進化した種族ではありますが、完成されてしまっているわけでもなく、その先にはまだまだ無数の可能性が考えられるのではないか。
これが私の解釈であり、結論になります。
今後のファイヤー族の発展にご期待ください
以上で私の発表は終わりとなります。

ご清聴ありがとうございました。





アイキャッチ

リモートポケモン学会参加に関して。

21日、22日に開催されていたリモートポケモン学会に参加させていただき、ファイヤー及び伝説の鳥ポケモンに関する見解を述べさせていただきました。
プレゼンの機会を与えてくださった運営の皆様、素晴らしいプレゼンを見せてくださった参加者の皆様、また視聴及びコメントをくださった皆様、ありがとうございました。
リモートポケモン学会 (@rimopoke) | Twitter
www.youtube.com

(私のプレゼン動画はこれ)
www.youtube.com
(アンケートもしてるからよかったら答えてね)
ファイヤー使い友の会 プレゼンアンケート

さて同じ参加者の方から「知識は共有されるべきである」という意見もありましたし、私自身学会への参加に対して最初結構ハードルを感じていた他、参加した結果反省点も多くありましたので、それらに関して今後のプレゼンターの方の参考になりそうなことを記したいと思います。

参加にあたって(事前の覚悟的な部分)

先着順

要点は公式ページにまとめられていますが、
プレゼンター参加を考えている方へ【5/22更新】 | リモートポケモン学会
応募は先着順です。
・名前 (ハンドルネーム)
discordのアカウント名
・参加希望日程
・連絡用メールアドレス、あるいはTwitterアカウント
プレゼンの仮タイトル
プレゼンの導入から本論、結論までの簡単な流れと内容
・使用する予定の資料の出典 (既に決まっていれば任意で記入してください。)
が求められます。
まだ流石に早押し対決という感じにはなっていませんが、ディスコードのアカウントは正確なアカウント名(#○○の部分まで)が必要になり、あれアカウント名なんだっけ?みたいな感じで手間取っている間に締め切られては泣くに泣けませんのでちゃんと準備しておきましょう。

テーマ決め

自分がプレゼンという事をロクにしない人間なので絶対こうだと言えるものではないのですが、
テーマは得意分野で勝負するというか、「これを言いたい!!」というものを選んだ方がいいと思います。
(25分話せない内容を無理矢理25分話すのは多分難しいです)
出てみたいからとりあえず応募する、みたいなのは苦労するかも。

最終的にどのくらいの用意をすればよいか、することになるか。

第二回・第三回のスライドの枚数は概ね35~50枚だそうです。
まあ私の場合全部画像で作った*1ため146枚になりましたが、普通に作れば40枚くらいの内容だったんじゃないかなと思います。
また作っていない方もいらっしゃいますが、第二回の台本の平均文字数は6000~11800字で平均は約9000字だそうです。これは私も11800字程度でした。
11800字は少し早口でほぼ休みなく話し続けて制限時間の25分になんとか収まるかな、というラインでしたので、ほぼ上限と見ていいと思います。*2
つまりペースにもよりますが、40枚程度のスライドと、文字に起こして9000字程度の台本で丁度いいという感じではないでしょうか。

準備期間は長い?短い?

*3
これは作り方と費やせる時間の量にもよるのでしょうが、私はまとめるためにかなりの力を費やしてギリギリでしたし、タイムライン上でも悲鳴を上げているプレゼンターの方が見受けられました。あんまり余裕があるとは言えないのではないかなと思います。
第三回の流れとしては、
①エントリー一週間後にタイトル決定、及びキャンセル期限。
②一か月前にフライヤーが公開され、画面共有のチェック。
発表一週間前にプレゼンを提出し最終的なタイムスケジュールの決定。
という感じでした。*4
プレゼンター参加を考えている方へ【5/22更新】 | リモートポケモン学会
第四回からは応募時点で「プレゼンの仮タイトル」「プレゼンの導入から本論、結論までの簡単な流れと内容」を求められるので、直前で方向が変わって右往左往する心配もその余地も無いとは思うのですが、これはこれで前回終了二週間以内に青写真までできていることが要求されるわけで、25分のプレゼンをきちんと作れる自信を持った上で応募すべきであるというのは多分間違いないかなと思います。
座談会でも「抽選式はキャンセル率が高い事から先着順としている」という旨の発言がありました。

実際の準備において(プレゼンターになって以降)

必要になるもの

公式ページにもありますが、
・PC
・プレゼンテーション作成ツール
・discord
が必要になり、また
・有線LANケーブル
・有線マイク
を出来たら用意してほしいとのことです。

PC

PCが少々厄介で、ディスコードがかなりPCに負担をかける都合、スペックによっては音が死ぬ程ガビガビになるため、可能なら良いものを使った方がいいと思います。
リハーサルの機会は何度かありますがその時になってスペック的にキツいと分かっても正直困るので…。
なお、PCスペックに起因する音質の問題をケアする方法として、PCとスマホでアカウントを二つ用意し、PCで画面共有を、スマホで音声共有を行うという方法を使った方がいらっしゃいました。
ただこの場合、スマホ画面に台本を映すとかはやりにくくなりそう…?(バックグラウンドにすれば行けるという説もある)

有線LAN

回線エラーを起こさないために有線LANはできるだけ用意しましょう。

有線マイク

マイクはまあ、さほど高くないので持っていない場合はよさげなのを買って使えばいいのではないでしょうか。(てきとう)
無線だと怪しい気がするので有線の方がいいかなとは思います。
私は元々使っているUSBの有線接続のヘッドセットを用いました。
ロジクール ヘッドセット パソコン用 H540r
 
音質がどうなのかはわかりませんが、安いし、音量調整とマイク操作のボタンが側面についているので非常に使いやすいです。
ヘッドセットだと口元とマイクの距離を意識しなくていいのもいい所ですね。

なお私は詳しくないのですが、マイクは指向性や集音範囲によってかなりノイズを低減できるらしく、そういう部分で選ぶのもありかもしれません。
全くわからない場合、学会参加者他詳しい方に見繕って貰ってもいいでしょう。

してよかった事・すべき事

練習しましょう

言うまでも無いですが一人でも練習はしておいた方がいいです。
幸い台本を見ながらの音読は可能ですが、どこで詰まるかとか、どこで操作をミスるかとかを逐一メモしておいて修正した方がよさげ。
どうせリハーサルもするので、より完成度の高いものをリハーサルで見せられるようにしましょう。
録音して自分でリプレイするのもおすすめです。
その場合、練習中に「ここは台本・資料を直すべきだな」と思った部分は口で言ってしまった方が後で確認した時に間違いないと思います。(タイム測定よりも優先度は高いのではないかなと思います)

リハーサルをしましょう

するように勧められますが、実際感想をもらって改善点を見つけるために、また映像共有に本当に問題が無いか知るために、行った方がいいと思います。
私は友達が少ないのですがスタッフの方や他のプレゼンターの方に見て貰いました。

わからない事や相談すべき事があったら聞きましょう

わからない事や相談すべき事があったら聞きましょう。
聞きづらいな…とか思っててもいつかは聞く事になるため、さっさと聞いた方が良いです。(人間社会における常識)
知識的な問題でわからない事*5についても、運営の方はノウハウをお持ちですので、わからずに調べて半端な事になるよりは聞いた方がいいと思います。(人間社会における常識)
私は急な予定変更があり、かなり迷惑をかけてしまいました(非常識)が、配慮・対応していただけました。
また、無理そうな事*6は無理と言いましょう。(人間社会における常識)

当日に向けて

やってよかった事・注意した事

雑音が作らない事前の環境づくり


選挙カー、救急車、ご近所様、宅配便などはどうにもなりませんが、エアコン、椅子、各種通知音、衣擦れのうるさい服などはノイズとして入らないように対処が可能ですので、しておきましょう。
私の場合はチェックリストを用意しておきました。始まってからエアコンの存在を思い出しても遅いので気を付けた方が良いと思います。
なお、聞いたところによると、ディスコード側のノイズキャンセル機能でかなりの低減が可能っぽいのでディスコードくんと相談することでの解決も見込めそうです。(相性によってはむしろ声の方が消される等のパターンもあり万能ではないが、かなり優秀との事)
自分のマイクや環境がどのくらい雑音を拾うのかを知っておき、その上で対応策を考えるのが大事なようです。

台本の複数媒体での用意

一応スマホと紙で用意していました。(使いませんでしたが安心出来ました)

パソコンの再起動

当たり前ですが、急にフリーズしてはたまらないので前日までには一回再起動しておきましょう。

画面を綺麗にしておく

パソコンの画面の話です。
質疑応答の際スライドショーモードを切ったとか、普通に誤操作したとかでプレゼン外の部分を見せる場合が考えられるので、見られても困らないようにしておきましょう。
うっかり実名公開しちゃった等は非常にマズいです。

失敗した事

ディスコードの通知を切っておく

事前に注意を貰っていたにもかかわらず私はチェック漏れさせたのですが、
プレゼン中は運営の方が質問や感想を拾ってディスコードに流してくれるため、そのままだとめっちゃ通知音が鳴り、ビビります。
これを避けるために、その部分の通知を切っておきましょう。
「コメ欄質問」を右クリックして「通知をオフ」でいいと思います。
どうせ本番以外にここに何かのメッセージが表示される事ねぇよ。

反省点

プレゼンの構成に手間取った

お行儀のいい綺麗な構成にしようと思ったものの苦労しました。

(なんとか整えようとして迷走していく様)
結局なんとか誤魔化しましたが(本当か?)、さっさと人に相談すべきだったと思います。
特に私の場合台本→スライドの順で作るので間に合わなくなるまであった。

リモポケ学会に取り組む価値は苦労を補って余りある(感想)

微妙に脅すような内容が入ってしまい、実際準備で苦労するのはまず間違いないのですが、
大勢の人がプレゼンを見て、感想コメントを送り、評価してくれるというのは非常にありがたいですし、承認欲求が満たされてウハウハな事です。
ポケモンに関して強く主張したい事・語りたい事がある人にとって、学会という「箱」に人が見に来てくれるリモポケ学会は最高の場であるように思われ、その恩恵は苦労を補って余りあります。
運営の方も手厚くサポートしてくださいます…というかまあ私は運営じゃないので言いますが、
リモポケ学会の運営はフレンドリーかつ寛容であり、大体の相談は受けてくれます。
「フェアな運営である」という声は他の参加者からも聞かれました。
甘えてはいけませんが大抵の事はサポートしてくれます。
ですので、テーマとやる気・ビジョンさえあれば、きっと最高の発表ができるのではないでしょうか。
我こそはという方は是非参加してみてください。

*1:グーグルスライドくんとうまくやっていけなかった。パワポは前にパソコンがぶっ壊れた時に一緒に死んだ

*2:個人で取ったアンケートでは、「ちょっと話すのが速い所があった」という意見がありました

*3:素でディアパルを取り違えたため5月31日までここにはパルキアがいた

*4:私は期限が怪しいものが多かったです、ご迷惑をおかけしました…

*5:音声設定、ディスコード他ツールの使い方等

*6:日程、時間帯等

どうして巷にはポリゴン製品ではなくロトム製品が溢れているのか

我らが友 ロトム

科学によってポケモンを作るというコンセプトでポリゴンを開発し
インフラであるネットワークの監視任務すら与えておきながら、人間達は友としてロトムを選んだ。

 
近年ではロトムは、街のポケモンセンターパソコンとしては当然、スマホじてんしゃポケモンずかんなど生活用品の中にもその姿を見ることができる。
ポケモンリーグの光景をテレビ中継で見れるのもドローンに入ったロトムがいればこそだ。
 
一方ポリゴンがトレーナー以外の人間の生活と関りを持つのは電脳空間や宇宙空間においてくらいであり、日常の製品としてその姿を目にすることはない。この事はロトムにはポリゴンにはない友としての素質、即ち人間にとっての都合のよさがあった事を示している。

ではその「都合のよさ」とは何か。
機械として造られたものであれば本質的にはポリゴンに扱えてロトムに扱えないものは無いだろう。
また従来の電化製品と比較した特徴としてロトム製品は喋るが、この会話能力はあくまで与えられた「身体」によるものであり、ロトム自身が有するものではないとされるため、この点も別段ロトムの優位点とはならない。

機械的な応答メッセージを発する程度ならポリゴンにも容易なはずで、プログラム由来の高度な計算能力を含めて考えれば単純な補助装置としての性能ではポリゴンはロトムを上回っていたと言える。
加えてポリゴンには感情が無く、感情によるトラブルを引き起こす恐れもない。
(「勝手に喋り出したロトムのために重要なメッセージの確認が遅れた」といったものから「会話の流れで遠く離れた人の事を思い出し心が疼いた」といったものまで、ロトムが喋るが故のトラブルは多い)
しかし一方、ポリゴンには感情が無いのである。

ロトムにはできる所有者への気遣いやお遊びがプログラムであるポリゴンには基本的にできず、あらかじめ与えられた機械的な行動しかとる事ができない。
またそもそも、基本となるポリゴンは現代では性能的に時代遅れな部分も多く、無感情・高度な判断力を求めるならより高性能・先進的なAIでもまかなえてしまう。ポケモンを要素として含む必要がそもそも無くなってしまう)
対してロトムは判断力・性格こそロトムではあるが、その本質はプログラムでなくポケモンであるため、その親しみやすい言動は多くの利用者に愛される所以ともなっているのである。
「性能」そのものよりもロトム達のキャラクター性がロトムシリーズの人気を支える秘訣であると言えるだろう。
ロトミ等のロトム製品は単なる道具として以上にロトム自身への愛情によって選ばれており、またロトム製品を欲する層はそこまで性能のみを求めているわけでもなさそうである。

また機械製品の扱いについても、ロトム専用に開発する必要こそあるものの、ロトム製品がロトム自身のでんきタイプとしての性質と特性「ふゆう」によって「電池切れと縁遠く、必要に応じて大出力を実現できる」「軽めの製品なら自分で宙に浮いて移動してくれる」という性質を持っているのは魅力的であり、それらの製品がもともと持っていた機能を拡張してくれるという点でロトムは単なる補助装置に留まらない。
ロトムじてんしゃによる水上移動ロトムスマホによる両手を空けての自撮りなどは、ロトムの体質あってこそのもので、「ほうでん」「でんじふゆう」を有するとはいえポリゴンにはなかなか真似のできない部分であると考えられる。


なおポリゴンの上位バージョンであるポリゴン2はAIとしてもポケモンとしても高スペックであり、高度な判断力や学習能力に加え感情すらも持っているとされる(※)ためこれらの差を克服しうるが、「アップグレード」は未だ希少かつ高価であるため、ポリゴン自体はタマゴで殖やす事ができる事を考えても、「ポリゴン2製品」を全ての人にいきわたらせることは難しいと考えられる。
この点もロトムの優位点と言えよう。

※筆者の安月給と交友関係ではポリゴン2を所有する事は出来なかったため検証は行っていない。





ポケモン週末レポートという企画に出したツイートほぼそのままの記事です。*1
安い週刊誌あたりでロトム製品とポリゴン製品の販売戦争を後出しで解説してるみたいなレポートがあったら面白いのでは?と思ってこういう感じにしたのでなんかそんな雰囲気が感じられたらいいなあ。(小並感)
なんかポリゴンの解説みたいになっててこれいいのかなと思いながら投稿しました。

ポリゴン2は思考を人語に変換するソフトどうこうと関係なく独自の言語と思考形態を持つ方向に発達するため高度になりすぎた知性はロトムの程よいおとぼけ感を出せないのではないかと言われると弱い。

*1:レポートのスクショ自体もこれのプレビューを投稿している